★カーブはなめらかなラインを出すために一度にたくさん縫わない
★角は1辺のどちらかを端まで縫うとキルティングラインがくっきりしてきれい
★角の辺まで縫っていないと角のラインがぼやけてしまう
針をひと針ずつ出し入れするアップダウンの方法で縫います。まず、針を垂直に刺して糸を引きます(左)。次に上に向けて針を垂直に刺します(右)。糸はやや強めに引き、針目は厚みのない部分の縫い目と揃えます。
試し縫いをして厚さにちょうどいい針目を見極めましょう。しばらく縫うとすくう感覚に慣れます。大きな針目でも縫い目が揃っていればきれいに見えます。
上はざっくり織られたウール地を絹の穴糸でキルティングしたもの。生地によってはキルティング糸の縫い目が埋もれてしまうので、太めの糸や刺しゅう糸がおすすめです。針はキルティング針より長い針を使います。
縫い目が生地に埋もれると、キルティングが目立たなくなってしまう。
キルティングラインをきれいに描く
鉛筆でさっと描くとキルティングしているうちに見えなくなりがち。水や消しペンで消せる手芸用ペンなら長時間のキルティング作業でも線が消えず、消したいときにすぐ消せて便利です。
細いラインが描けるシャープペンシルタイプ。布に対して目立つ色で描くと見やすいです。ソーラインシャープペンシルは芯の太さが0.9ミリなので折れにくいです。書いた線は水や専用消しゴムで消せます。
手芸ペンは細書きタイプを使いましょう。太い線は縫い目がぶれがちです。描いた線を水や専用消しペンで消せるタイプや、時間が経つと自然に消えるタイプがあります。
デュオマーカーは見やすい茶色のインク。専用消しペンできれいに消せます。ローラーボールタイプなので細い線がなめらかに描けます。
極細の水性ペンは細かい図案を描くときにおすすめ。描き間違えても専用消しペンできれいに消せます。
後でたるまないしつけの掛け方
01 裏打ち布、キルト綿、トップの順に重ね、中心をまち針で留めます。中心から外に向けて空気を追い出すように手でならします。