袋栽培の最後は、仰向け栽培。ペタンと袋を置き、袋の腹をカッターで切り開いて利用する方法です。
根をそれほど深くまで張らない、小さな葉物野菜、カブ、イチゴなどの栽培に向いています。栽培面積が広くなるので、1袋でも葉物野菜をどっさり収穫することができます。
土の露出が多い分、タネまき後しばらくは土が乾きやすいので水やりが欠かせません。袋の周囲に水抜き穴をたくさんあけて、根腐れを防ぎましょう。
カッターで×印に切り込みを入れる
【仰向け袋栽培の目安(20~25L袋)】
*栽培例
袋に植え穴をあけてイチゴとミズナを混植。ミズナは年内収穫、翌春にイチゴが大きく育つ。時間差栽培だ。
横置きにしてイチゴとニンニクの混植も試してみたい。
大きく育った葉レタス。株採りしてもいいが、摘み採り収穫で長期間楽しむのもおすすめ。
袋栽培で立派なカブが育つ。大きくなったものから順番に収穫していく。
袋に植え穴をあけてキュウリの苗を植えて横置き栽培。マルチ栽培のイメージで、よく育つ。
うどんこ病が出ているが、土の排水不良か高温で根が傷んだ可能性がある。
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