本当に良い目隠しとは「上を隠し、下をあける」
理想的な目隠しは、上を隠し、下をあけるのがポイントです。
竹垣で目隠しをする場合、上部を御簾垣のような遮蔽垣に、下部は四つ目垣風に施工すると、上部で外部からの視線をカットでき、下部は風が通るため植物もよく育ち、人の気配もわかります。高温多湿の日本では、特に効果的です。
逆に、上から下まで遮蔽した場合は、閉鎖的で圧迫感があり、人の気配もわからず、日照や風がないため、ジメジメとしがちで、植物もよく育ちません。
これから目隠しのフェンスをつくられる場合は、この点に注意されるとよいでしょう。
目隠し(外部の視線から目隠しする)
*縦使いのフェンスで目隠し&風通しを両立
フェンス材を縦使いにすると、風通しも良くなり、目隠し効果もあります。風通しの良いフェンスは、人の生活にも植物の環境にも効果的です。
▲少し角度をつけて見ると、内部はまったくのぞけません。
▲正面から見ると、内部の様子が垣間見えます。
*2本のヒメシャラでさりげなく目隠し
道路と家の間が狭い場所の例。樹木(ヒメシャラ)を2本植えるだけでも、十分な目隠しになります。道路側から見ても、とてもやわらかい雰囲気に。樹木が大きくなっても、別に問題はありません。ヒメシャラは、初夏に白くて小さなかわいい一重の花が咲き、秋には紅葉します。
★一重(ひとえ)
植物の種ごとに決まっている花弁の数が、本来の数であるもの。基本数より多くなっているのを八重という。
道路と家の間が狭い場所の例。樹木(ヒメシャラ)を2本植えるだけでも、十分な目隠しになります。道路側から見ても、とてもやわらかい雰囲気に。樹木が大きくなっても、別に問題はありません。ヒメシャラは、初夏に白くて小さなかわいい一重の花が咲き、秋には紅葉します。
植物の種ごとに決まっている花弁の数が、本来の数であるもの。基本数より多くなっているのを八重という。
道路と家の間が狭い場所の例。樹木(ヒメシャラ)を2本植えるだけでも、十分な目隠しになります。道路側から見ても、とてもやわらかい雰囲気に。樹木が大きくなっても、別に問題はありません。ヒメシャラは、初夏に白くて小さなかわいい一重の花が咲き、秋には紅葉します。
*見通しの悪い植栽は逆効果
植物はいろいろな良い効果もある反面、マイナス面もありますので、要注意です。見通しが悪くなることで、防犯上も良くなく、風通し・日当たりなども悪くなります。植栽は伸びすぎる前にメンテナンスを!
▲剪定してスッキリ。見通し・風通しも良くなりました。
▲のびすぎた植栽は、防犯上も衛生上も良くありません。