オベリスク
金属製の棒を円柱状に組み合わせたもので、ツルバラやクレマチスなどのツル性植物をからませるのによく使われます。
庭にオベリスクを施工する場合、ただ土にポールの先をさしこんだだけだと、植物がだんだん大きくなり、重くなると、風で倒れてしまうことがあります。オベリスクの根元は、写真のように、コンクリートでしっかり固定しましょう。
▲写真:オベリスクにクレマチスとツルハナナスを誘引。
立水栓
立水栓は柱状になっている水道栓のことで、植物への水やりや自動車の水洗いに必要です。
立水栓は水道の蛇口と水受け皿でできています。標準仕様の無機質な立水栓も、おしゃれな立水栓にすれば、庭のポイントにもなります。
蛇口は通常ひとつですが、ふたつあると、ホース用と手洗い用に使えるので便利です。
▲写真:おしゃれな立水栓。ホースはワンタッチで取りはずしできるので便利。
ガーデンライト
夜の庭をライトアップする照明。大きさや形もさまざまで、アンティークな風合いのマリンライト(船舶ライト)などが人気です。
置くタイプ、吊り下げタイプ、取り付けタイプがあり、施工も比較的かんたん。最近は、電力消費を抑えられるLED(発光ダイオード)ライトもよく使われています。
▲写真:ライトアップされた庭。ほとんどが低電圧ライトのため、数多く設置しても電気代が節約でき、多くのタイプが異なるライトによって夜はまたちがった景色を楽しめます。ライト=タカショー「ガーデンスケープライト」
ガーデンシンク
ガーデンシンクは屋外の流し台。立水栓と流しが一体化したもので、工夫すれば収納庫にもなるすぐれものです。
手洗い時の姿勢もラクで見た目も良く、収納もでき、施工費用も立水栓とあまり変わりません。標準的な立水栓も、ガーデンシンクにリフォームすれば、使い勝手がバツグンに良くなります。
▲写真:アイアンウッドのガーデンシンク。暗くても使えるよう照明もつけ、手洗い用と散水用のふたつの蛇口を設置。上部は手洗い用で下部は散水用。扉の内側に散水用の蛇口を設けてあります。
オーニング
オーニングとは、かんたんにいうと、キャンバス(布)でできた日よけ・雨よけ。日本ではまだあまり見られませんが、ヨーロッパではふつうの家でもよく見られます。夏の暑い日ざしやうっとうしい雨をさえぎってくれます。
ウッドデッキやテラスの上に設けると、より快適です。日よけ効果によって夏場にエアコンを使うことが少なくなるので、省エネ効果も期待できます。
▲写真:金具で取り付けただけのかんたんなオーニング。オーニング=タカショー「人間讃歌シェード」