
イメージに合ったレンガの種類とパターン
アプローチは雨のぬかるみや雑草防止のために舗装します。ガーデニングでは、レンガを敷いたアプローチが人気で定番です。
レンガのパターン(並べ方)はストレッチャーボンドと呼ばれる目地が互い違いになるものが一般的で、このほかにいろいろなパターンがあります。
また、レンガには国産ものや輸入もの、アンティークなど表情の違った種類のレンガがあります。レンガを敷くときは、パターンとレンガの種類が自分のイメージにピッタリとくるものを選びましょう。
レンガを敷くコツは砕石でしっかりとした下地をつくっておくことです。レンガを地面に直接敷くとだんだんと沈んできてしまいます。
用意するもの
・レンガ
・水分の少ないモルタル
・砕石
・木の板
・水準器
・ハンマー(またはゴムハンマー)
・タンパー(または太い丸太)
・ハケ
・モルタル
・水糸
・杭
作業の流れ
①舗装面を整える→②縁にレンガを置く→③レンガを敷く→④水をかける
※前準備として、モルタルを用意しておきましょう。
モルタルの作り方はこちらの別レシピを参照してください。
敷きレンガのパターン
レンガの敷き方にはとくに決まりがありませんが、スペースに合わせて敷き方を工夫してみてはいかがでしょう。一般的なストレッチャーボンドも敷く方向によって表情を変えます。
ここで紹介する代表的なレンガのパターンから好みのものを選びましょう。
『ストレッチャーボンド(しんうま)』

『ジャックオンジャック(いも)』

『ハーフバスケットウィーブ』

『ハーフアンドバスケット』

『ペディングフェイス』

『バスケットウィーブ(いちまつ)』

『ヘリンボーン(あじろ)』

レンガの敷き方
1.下地とレンガの高さを考慮して、敷くスペースに等間隔に杭を打って水糸を張り、杭に印をつける。

2.深さ10㎝ほど掘り下げて砕石を入れ、丸太やタンパーなどで下地をつくる。

3.入り口付近は円形に仕上げるので、中央に杭を打ち細長い板を取りつけておく。


4.はじめに外側のレンガから仮置きする。今回は不整形なレンガを使用するため、外側のレンガから仮置きする。

5.角のレンガから敷く。モルタルを適量置く

6.レンガを置き、杭の印と同じ高さになるよう調整する。さらにハンマーの柄などで水平にする。


7.角の基準が決まったら順番にレンガを敷いていく。高さは細長い板で確認し、それぞれ水平を調整する。

8.外側のレンガが敷き終わったら、モルタルを入れるために内側に水をまいていく。

9.水分の少ないモルタルを入れ、均一になるように板などで伸ばす。

10.端からモルタルの上にレンガを並べていく。

11.外側のレンガと高さがそろっているか板で確認し、ハンマーの柄でたたいて調整する。


12.今回はレンガの形に合わせて、パターン化しないように並べた。

13.ある程度の範囲を並べたら、水分の少ないモルタルを内側に入れる。

14.レンガの上のモルタルを木の板で払いながらすき間に入れる。

15.板やバールなどで突き、モルタルがすき間にしっかりと入るよう突き固める。

16.レンガの上の余分なモルタルはハケやほうきできれいに払う。

17.水をまいてモルタルに水分を含ませる。こうすることで、モルタルが固まる。

18.水の重さですき間ができた部分はさらにモルタルを入れて突き、水をまく。

19.最後に円形部分を敷く、木の板を使って外側にレンガを並べてモルタルで固定する。

20.内側に水分の少ないモルタルを入れながら、レンガをすべて並べる。

21.水分の少ないモルタルをすき間に入れ、板などで突き固める。

22.水をまいてモルタルを固める。モルタルが沈んだ部分は追加する。

23.完成。レンガのよさを生かしたアプローチになった。

[コラム]自然石を固めて舗装
自然石に接着剤を混ぜて舗装する資材を使えば、自然な風合いのアプローチになります。また、雑草防止の舗装としても活用できます。
1.自然石を容器に入れる。

2.接着剤を容器に入れる。

3.金ゴテなどでよく混ぜる。

4.金ゴテを使って均一に敷きならす。

5.完成。固まるまでは動物などが立ち入らないように注意。

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