

梅酒作りのスケジュール
6月のはじめごろ:(青梅が出回るころ)下ごしらえをして漬ける
↓
6~7か月後:飲み始めることができる
↓
12~13か月後:飲みごろ
材料

①青梅 1kg: みずみずしい濃い緑色で、傷がなく、実がかたいものを選ぶ。買ってきたらすぐに漬ける
②氷砂糖 700g: 精製度が高いため、梅の香りや味を邪魔しないすっきりとした甘さが楽しめる。ゆっくりと溶けるので果実酒作りに向く。
③ホワイトリカー 1.8L:クセのない甲類で、果実酒用として売られているアルコール度数が35%のものがよい。
道具

①梅酒用容器 容量4L(高さ30cmほど)梅1kgを漬ける場合は、容量4Lのものが適している。プラスチック製などもあるが、取っ手がついていて中身が見えるものが便利。
②ボウル:梅を洗ったりするのに使用。口径21㎝のものが1つあるとよい。
③盆ざる: 洗った梅の水をきるときに使う。直径30㎝のもの1つ、なければボウルと同サイズのざるを用意する。
④ふきん、竹串:ふきんは消毒済みの清潔なものを用意する。竹串は梅のヘタを取るのに使う。
●その他の道具: はかり/菜箸/使い捨て手袋/ アルコール消毒用スプレー
作り方
01 水で洗う
表面に変色のあるもの、傷があるものは取り除く。大きいボウルに水をため、梅を入れ軽く混ぜながら2~3回水を替えて洗う。30分~1時間水につけてアクをぬく。

02 水気を拭く
盆ざるをボウルにのせ、洗った梅をのせて水気をきる。清潔なふきんかキッチンペーパーで水気を拭く。

03 ヘタを取る
皮を傷つけないように竹串の先端でヘタを除く。

04 保存容器に入れる
消毒した容器に梅を平らに一段入れ、次に氷砂糖をひとつかみ散らしながら入れる。これを梅がすべて入るまで繰り返す。

05 リカーを注ぐ
4にホワイトリカーを静かに注ぎ入れる。ふたをして冷暗所で保存する。

06 5日後
梅の色が変わっている。このまま動かしたりせず、静かにおく。

07 2か月後
砂糖は溶けているが、まだ梅のエキスが出きっていない状態。引き続き冷暗所で保存する。

08 7か月後
7か月後、梅が沈んで、全体があめ色になったら梅のエキスがほぼ出きっているので飲み始められるが、さらに5か月ほどおくと味がまろやかになる。

09 梅を取り出す・完成
飲み始めるときに梅の実を取り出す。実は冷蔵庫、梅酒は冷暗所で保存。

手順03でヘタを取ったあと、青梅の表面を10か所程度竹串で刺してから漬けると、梅の実はしわしわにならず、ふっくらした状態のまま梅酒ができ上がります。贈りものにしたりデザートに使う場合にオススメです。

梅酒の梅の活用方法!レシピをご紹介!
お料理にもお菓子作りにも使える!
梅酒を漬けたあとの梅の実は、そのまま食べてもよいのですが、料理やお菓子作りに加えてみるのはいかが?加熱をするとアルコール分が飛ぶので、家族みんなで食べられます。
「梅風味煮豚」

甘じょっぱい梅がやわらかくて、絶品!
・豚バラかたまり肉 300g
・梅酒の梅 6個
・A 砂糖 大さじ2、しょうゆ 大さじ3、酒 大さじ1、水 600ml
・細ねぎ 適宜
【作り方】
01 豚バラ肉はひと口大に切る。
02 鍋に水600ml(分量外)とを入れて10分ほど下ゆでし、湯を捨てて流水で豚バラ肉を洗ってアクなどを除く。
03 別の鍋にA、2、梅酒の梅を入れ20分煮てそのまま冷ます。
04 器に3を盛り、斜め切りにした細ねぎを飾る。
「梅酒のパウンドケーキ」

好みでナッツを加えたり、梅酒少々を加えても!
・梅酒の梅 6個
・バター 100g
・卵 2個
・小麦粉 100g
・砂糖 80g
・クランベリー(ドライ)40g
【作り方】
・下準備:小麦粉はふるう。/パウンド型にクッキングシートを敷く。/オーブンは170℃に余熱する。
01 梅酒の梅は種を除き、粗く刻む。
02 バターは電子レンジ(600W)で50秒~1分加熱し、やわらかくする。
03 2に砂糖を加え、泡立て器で白くなるまで混ぜる。卵を加えてさらに混ぜ、小麦粉を3回に分けて加え、ヘラで混ぜる。
04 3に1とクランベリーを混ぜ、型に流す。
05 4を170℃のオーブンで40分焼く。竹串を刺し、何もついてこなかったら完成。型から外し、ケーキクーラーで冷ます。
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「梅しごとを楽しむ 梅干しと梅酒」では、今回紹介したレシピ以外にもたくさんの梅干しや梅酒の作り方をわかりやすく丁寧に紹介しております。

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