ホットキャップに茎の先がつかえるようになったら、キャップの上部をやぶって、茎がのびるようにします。害虫の多いところでは、ビニールテントに替えましょう。
7. 着果するまでは追肥を控える
つるがどんどん勢いよくのびるようでは落花して実がつきません。着果するまではチッソ肥料を控えめに施し、着果の悪いときは株元から少し離れたところに溝を掘り、硫酸カリなどのカリ肥料を軽くひとつかみまきます。
8. つるを整理する
つるを放っておくと、枝が多くで過ぎて葉ばかり茂ってしまい、肝心の実のつきが悪くなってしまいます。これをつるボケともいいます。そこで、不要なつるを切って、調整します。これを整枝といいます。ただし新しい品種では、孫づるの出るのも少なく、果実もよくつくので、特に整枝する必要はありませ(「みやこ」「近成り」などの品種)。普通の品種は、親づると、その下から早く出た子づる1~2本をのばし、そのほかの枝を小さいうちに取り除きます。
9. 雌花と雄花
雌花は花びらの下が球状になっています。雄花の花粉が雌花に受粉して果実になります。受粉がうまくいかない場合は人工受粉してやります。
10. 人工受粉して着果させる
雄花は古くなると花粉が出ていても受粉能力はなくなります。一方、雌花は開花後2~3日は受粉可能です。朝早く、その日に咲いた雄花の雄しべをとって、雌しべの先に軽くすりつけます。
11. 収穫する
開花後30~40日で収穫できます。実の表面が緑色から黄色がかって、白い粉が表面に出てくると、収穫適期です。
カボチャを使った料理 おすすめレシピ
自分で育てたカボチャを美味しく味わいましょう!ここではおすすめのレシピを1つご紹介します。
『カボチャの煮物』
できたてでも冷めてもおいしい煮物です!
・カボチャ 1個
煮汁
・和風だし汁 6カップ
・砂糖 大さじ2
・みりん 大さじ2
・薄口しょうゆ 大さじ2
・塩 小さじ1弱
【作り方】
①カボチャは半分に切ってタネを取り除き、大きめのクシ形に切ってさらに3つぐらいに切り、面取りします。
②鍋にたっぷりの湯を沸かし、面取りしたカボチャを入れます。さっとゆでてアクを抜き、ザルに上げて水を切ります。
③鍋にだし汁と砂糖、みりん、薄口しょうゆ、塩を入れて煮立てます。そこへ水気をきったカボチャを加え、強火で加熱します。
④鍋が煮立ってきたら弱火にし、落としぶたをして柔らかくなるまでゆっくりと煮含めます。
★Point! 澄んだ煮汁に仕上げるには、少し面倒でも、1切ずつ面取りして煮崩れを防ぎます。
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