
ミニトマトとは?(特徴)
実が鈴なり上にたくさんできる育てやすいトマトです。トマトをプランターで育てるのは難しいのですが、ミニトマトなら手入れも簡単でタネから作ることができます。
・標準プランターまたは深さ15cm以上の容器
・ジョウロ
・ハサミ
・支柱(長さ1m×6本)
・ひも
・用土20リットル
・ミニトマトのタネ
種まきと収穫に適した時期
■種まき:4~5月頃 ■収穫:7~8月頃
※野菜作りにはそれぞれに適した時期があります。
※関東地方を基準としたものです。関東より暑い地方や寒い地方で栽培する場合は時期の調整が必要です。
育て方
1. ミニトマトのタネ
発芽に適する温度が20~30℃と高いので、4~5月にタネをまきます。
2. 穴掘り
平らにならした用土にたっぷり水をかけて湿らせてから、指で3か所穴を掘ります。穴の深さは5mm、穴と穴との間隔は20cm程度にします。
3. タネまき
1箇所にタネを3粒ずつまきます。これを点まきといいます。ミニトマトのタネは発芽が悪いので、何粒かまいて生育のよい苗を育てていきます。
4. 土かけ・水やり
穴を掘った時の土をつまむようにして薄く土をかぶせ、水をやさしくかけます。

5. 発芽
タネまき後3~4日で発芽します。最初に出る葉を子葉といいます。発芽したら、また水やりをはじめます。
6. 本葉
しばらくすると、ギザギザの形の葉が出てきます。これを本葉といいます。
7. 発芽後の手入れ
1箇所に複数の芽が出てきます。日当たりのよい場所で育て、土の表面が乾いたら、たっぷり水をやりましょう。
8. 育苗
1箇所に3~3株育っています。本葉が5~6枚になるまで育てます。
9. 良い苗と悪い苗
葉を持ち上げてみて、どの苗がよいかを見分けます。子葉が残っていて、節と節の間(節間)が短いのがよい苗です。
10. 間引き
よい苗を残して、悪い苗は根元で切ります。これを間引きといいます。間引くとき根から引き抜くと、残す苗の根が傷んでしますので、ハサミで切るようにします。
11. 間引き後
3箇所ともマギ記して、1箇所1株にします。標準プランターでは3株程度が目安です。
12. 生育
草丈20cmぐらいまでは株がまっすぐにのびていきます。茎が太く、まっすぐにのびているのが良い株です。

13. 開花
草丈が40cmぐらいになると、黄色いかわいい花が咲き始めます。
14. 生育中の手入れ
草丈が40cmくらいになると、株の重さや風で倒れやすくなります。そこで支柱で支えます。長さ1mぐらいの支柱を6本用意します。

15. 支柱立て
根を傷めないように、根から少し離れたところに支柱を立てます。支柱の先がプランターの底につくぐらいにしっかり埋め込みます。
6本の支柱を使って鳥居の形にします。こうすると株が安定します。支柱と支柱はしっかり結びます。
16. 結束
ひもで茎と支柱を8の字方に結びます。これを結束といいます。茎はいずれ太くなるので、あまりきつく締めないよう注意しましょう。
17. ワキ枝かき
下の方の枝で、横にひょろひょろのびている枝を切ります。これを放っておくと、葉と葉が込み合って実のなりが悪くなります。
18. 結実
開花後20日ぐらいで、実の形ができてきます。これを結実といいます。この時期はまだ緑色をしています。
19. 実(半熟)
開花後40日ぐらいで赤みが増してきます。この時期でも収穫ができますが、酸っぱさが残っています。
20. 実(完熟)
開花後50日ぐらいで鮮やかな赤色になります。

21. 茎の生長
茎は上へどんどんのびていきます。
22. 支柱の補強
枝の先端が支柱を越えてしまったら、また支柱を足して枝がからみやすいようにします。
23. 収穫のコツ
茎の曲がっている部分を折ると、指でかんたんにとれます。
24. 収穫
下の方から、よい色の実を選んで収穫します。収穫した後またどんどん実ができてきます。
収穫してすぐ食べると、とても甘くて美味です。

ミニトマトを使った料理
生で食べることが多いミニトマト。代表的なのはサラダ、ハンバーグなどのメインディッシュの付け合わせです。オリーブオイルと塩で絡めてトーストしたバケットの上にのせるブルスケッタなど、おしゃれな演出もしてくれる野菜です。

加熱料理にもとても向いていて、色んなジャンルの料理に使われています。パスタソースなどの煮込み料理が多いでしょうか。
自分で育てた野菜は格別に美味しいはず!ぜひ獲れたて新鮮なもので、ご馳走を作ってくださいね!

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