「小端積み」の積み方
石を積む場所の下の部分を整えます。土を固くし、砕石をまくか、5~10cmの厚みにコンクリートを打ちます。
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コーナー部分は、少し大きめの石を選んで、しっかり固定します。
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石同士のくっつき部分が、上下の石でそろわないように、互いちがいになるように積みます。
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天板の部分に石を立てて並べれば、イギリスのコッツウォールズ地方で見られる石積み風に。
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天板を平らにする場合は、水平に合わせて仕上げます。
石で景色をつくる
石は、組み合わせることにより、心地良い景色をつくってくれます。和風庭園につきものの蹲踞(つくばい)。中心になるものを手水鉢(ちょうずばち)といい、まわりの石を役石(やくせき)とよび、湯桶石(ゆおけせき)・手燭石(てしょくせき)・前石(ぜんせき)・飛石と、それぞれ役割があります。
また、京都のお寺でよく見られる枯山水は、日本人なら誰でも、心癒される景色です。
和風庭園の典型的な蹲踞。
このように、石をランダムに立てることを「乱立て」ともいいます。
石はインド砂岩石「ソリッド」。
設計・施工=ガーデン工房ふりーふ