カラシナとは?(特徴)
カラシナには緑色の品種もあるが、明石農園では葉が赤い「赤リアスからし菜」を栽培している。
ミズナによく似た葉で、葉に深い刻みが入っていて、ピリッとした辛味がある。
(アブラナ科)
栽培の目安(カレンダー)
◆畝の準備
畝幅95cm、マルチなし。畝の端から15cmのところに深さ1cmのまき溝をつけ、順に条間20cm、条間25cm、条間20cmで4本の溝をつける。
◆まき方
4条、株間2cmでスジまき。1か所1粒。
◆タネ採り
11月中に選んだ母本を交雑しないよう、ほかのアブラナ科から隔離して移植し、6月に採種。
育て方
タネを密にまいてサラダ用の葉を採る
緑色の葉物野菜だけでなく、赤い葉物野菜を育てていると、サラダなどに 彩りを添えることができ、重宝します。
赤カラシナは鮮やかな赤色だけでなく、ピリッと辛い味がするのも特徴です。狭い株間でわざと密にタネをまいて、やわらかい葉の収穫を楽しんでいます。
株間15cmくらいにすると大株に育つのですが、葉もかたくなります。大株に育ったものは漬物やおひたしなどの料理に向いています。
①畝の準備
無肥料でもよく育ちます。
幅95cmの畝を用意し、畝の端から15cmのところに深さ1cmほどのまき溝をつけ、条間20cm、25cm、20cmで合計4本のまき溝をつけます。
畝の中央へ行くにつれて、条間を広めに取っています。
②タネまき
霜に当たると霜焼けして、葉先が白くなって赤黒い色になってしまうので、なるべく早めに収穫できるように、タネまきも9月5日前後と15日前後の2回だけ行います。
③メンテナンス
タネまきが終わったら、防虫ネットのトンネルで畝を覆っておきます。
とくに間引きはしないで育てます。
④収穫
サラダとして生食したいので、わざと株間2cmでタネをまき、間引かずに密植気味にして育てています。そうすると、やわらかい葉が収穫できます。
収穫は10月中旬から12月上旬にかけて、霜が本格的に降りる前に行いましょう。
収穫する際は、大きい株から間引くように採るのではなく、畝の端から順にまとめて収穫していきます。収穫鎌やハサミなどで根を切って、株ごと採ります。
サラダに入れると、葉の赤色とワサビのようなピリッとした辛味がアクセントになっておいしいです。
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