レシピ制作・監修 竹内裕子さん
たけうちゆうこ●1978年、静岡市生まれ。管理栄養士。
有機の里として知られる埼玉県小川町下里集落にある「霜里農場」で研修後、カフェなどで調理を担当。
現在は、自然菜園スクールを開講する夫の竹内孝功さんと自給自足Lifeを運営し、自給的な暮らしを実践中。
自家菜園で採れた小麦や野菜を使ったお菓子やランチが好評。
概要
初夏から次々と実るトマト。暑い日にフレッシュな果実をまるかじりするのも最高ですが、冷凍するのもおすすめです。
冷凍トマトを使った我が家の定番レシピが、このトマトケチャップ。ふだんは皮ごと、タネごと使いますが、トマトをミキサーにかけたあと、ザルでこせばよりなめらかになります。
そのまま冷蔵で約2週間、冷凍で数か月おいしくいただけます。また、煮沸消毒した耐熱瓶に詰めて脱気(※)すれば1年ほど保存可能。自家製ケチャップのピザトースト、ナポリタンが絶品ですよ!
ちなみにトマトケチャップなど加熱調理をするなら、果肉が多くてゼリーが少なめの品種がおすすめです。『サンマルツァーノ』『なつのこま』『アイコ』などのトマトが加熱調理に向きますよ。
材料(つくりやすい量)
・トマト…1kg
・タマネギ(すりおろし)…1/4個
・リンゴ(すりおろし)…1/4個
・ニンニク(すりおろし)…1かけ
・砂糖…大さじ1
・塩…小さじ1
・コショウ…少々
・酢…大さじ2
・ローリエ…1枚
・クローブ(粉)…少々
・粉トウガラシ…少々
つくり方
01 冷凍トマトを前日に冷蔵庫に移すか、数時間前にボウルに移して室温で半解凍しておく。
02 半解凍のトマト(ある程度水分が出てきた状態でもOK)をミキサーにかけて鍋に移し、すりおろしたタマネギ、リンゴ、ニンニクを入れて中火で煮る。
(注意)鍋はステンレスかホーローがおすすめ。アルミは酸に弱いので×。
03 木べらで時々かき混ぜながら、市販のトマトケチャップくらいのかたさまで煮詰まったら、砂糖、塩、コショウ、酢を入れてさらに15分ほど煮詰める。
04 ローリエ、クローブ、粉トウガラシを加えて混ぜ、さらに5分ほど煮て味をみる。
とっておき!野菜の保存術
食べ切れないトマトは冷凍庫でためておく!
畑でたくさんトマトが採れたら、冷凍保存がおすすめ。ヘタを取ってざく切りにし(ミニトマトならヘタを取ってまるごと)、密閉ビニール袋に入れて冷凍庫へ。ある程度量がたまったら、まとめてトマトケチャップを仕込みます。ミニトマトでも大玉トマトでもOKです。
豊かな風味とうま味が違う!自家製ケチャップ
オールスパイスやシナモンも加えるとより大人の味わい