MENU
ぬくもりは、ハンドメイドや手作り実用書の出版社「ブティック社」のレシピを厳選して無料で公開しています。折り紙、工作、刺繍、パッチワーク、家庭菜園、園芸、DIYなど多ジャンルで展開中です。
「寒締めホウレンソウ」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

「寒締めホウレンソウ」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

寒さに当てて甘く育てる!寒さにさらされることによって甘さを蓄える「寒締めホウレンソウ」を家庭菜園で育ててみましょう!畝の準備、種まきから収穫までの一連の作業をわかりやすく解説します。

perm_media 《画像ギャラリー》「寒締めホウレンソウ」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)の画像をチェック! navigate_next

寒締めホウレンソウとは(特徴)

寒さに耐え甘さを蓄える 寒締めホウレンソウ

ホウレンソウは発芽が難しいと、栽培をあきらめる方もいるかもしれませんが、土壌酸度調整をした畝に、一晩水に浸けたタネをまけば、難なく発芽します。さまざまな加工種子もつくられているので、発芽に苦労しているなら利用してみたらいいでしょう。

9月~11月上旬に秋まきのホウレンソウをまきます。なかでも10月以降にタネをまき、1月~2月に収穫するものは「寒締め」と呼ばれ、とても甘くておいしいです。
霜や厳しい寒さに耐え、凍らないように葉に糖分を蓄えるからです。

*ヒユ科

■監修=三並清継さん
みなみきよつぐ●家庭菜園歴17年。愛媛県新居浜市にある約1000m2の畑で農薬を使わない野菜づくりを楽しむ。家庭菜園を始めた頃は化学肥料を使っていたが、5年前から有機栽培に移行。有機栽培2年目にはボカシ肥料の施肥量を半分に減らし、3年目に畑の土壌酸度がph6前後で安定しているのを確認してから、作付けのたびに堆肥や石灰をすき込むことを中止。その後も徐々に使う堆肥や有機質肥料の量を減らしつつ、畑の草や緑肥作物を活かした野菜づくりを行い、病虫害の少ない畑でおいしい野菜づくりを実践中。


『春はトウ立ちしにくい西洋種の品種を育てていますが、秋まきするときは、葉にギザギザした切れ込みがあって、根元が赤い東洋種を選んでいます。私は「次郎丸(じろうまる)ほうれん草」(ウタネ)という品種を育てています。』

栽培の目安・カレンダー

■畝の準備:幅70cm、黒マルチなし
■まき方:株間2~3mm、条間30cmで2条
■元肥:ボカシ肥料を1m2あたり200mlすき込んでおく。酸度調整が必要ならカキ殻石灰を1m2あたり100ml施す。
■追肥:なし

育て方

①土づくり

タネまきの1か月前までに畝の準備をします。幅70cm、黒マルチなしの畝を準備します。
ホウレンソウは、酸性土壌や肥料不足の土壌で育てると、生育の途中で生長が止まったり、葉が黄色くなったりします。
ホウレンソウがよく育たない場合は、一度畑の土壌酸度を測定してみるといいでしょう。

もしpH6.5以下なら畝を立てる際に、カキ殻石灰などの有機石灰を畝の表面がうっすら白くなるくらいすき込んで、酸度調整します。
1m2あたりカキ殻石灰を1つかみ(約100ml)と元肥としてボカシ肥料を200mlまいて、表層5cmくらいにすき込んでなじませます。
私の畑では土壌酸度が安定しているので、ここ2~3年有機石灰は使用していません。ボカシ肥料だけをすき込んでいます。

②タネまき

ホウレンソウ栽培で難しいのは発芽させること。タネがかたい殻で包まれているので、タネまき前日から一晩水に浸しておくと発芽がスムーズです。発芽しやすいようにコーティングしたタネを利用する場合は、水に浸す必要はありません。

タネは条間30cmで2条まきにします。トゲのある生種は水に浸したものを2~3mmの間隔でまきます。あとで間引けばいいので、厚めにまいておくと、安心です。発芽率のいいコーティング種子の場合は2cm間隔でスジまきするといいでしょう。

畝の表面を凸凹がないように平らにして、まき溝をつけます。支柱など棒を畝に押しつけて溝をつくってもいいですし、私の場合は三角ホーでスジをつけていきます。

溝の中にタネをまいたらもみ殻くん炭で覆い、周りの土を寄せて、手のひらでしっかり鎮圧します。

タネをまいたら水やりをします。私はマイエンザ1000倍希釈液を上からさっとまいています。土が乾かないように不織布をべた掛けしておきます。

ホウレンソウは直根を伸ばしてから芽が出るので発芽が遅いです。1週間くらいかかります。発芽がそろったら不織布は外します。

③メンテナンス

このあたりは冬でもあまり寒くないので、保温しませんが、寒い地方の方は不織布や穴あきビニールトンネルなどで保温して育てるといいでしょう。

本葉が出てきたら間引いて3~4cm間隔にします。隣同士の葉と葉が触れ合ってきたら、間引いて6~8cm間隔にします。最終的に10cm間隔になるまで、3回くらい間引きます。

間引きするついでに除草します。畝に生えている草を抜き、畝の表面に置いておきます。

追肥はしません。葉の色が周囲の草より少し濃いくらいが最良の状態です。葉色が濃い緑色になっている場合は、窒素分が多い肥料の与えすぎで、シュウ酸が増えて味にもえぐみが出ます。

④収穫

10月以降にタネまきすると、12月~3月頃まで収穫できます。この時期に育つと寒さに当たって甘く、おいしくなります。

引き抜いて収穫すれば、根元の赤くて甘い部分も食べられますが、一度きりです。株元を5cmくらい残して刈り取り収穫すれば、再生して葉が伸びてくるので、ひと冬に何度も収穫できて長い間楽しめます。

野菜作りにまつわる情報をもっと知りたい方におすすめ!

1
この記事のライター
関連記事
山川理さんに教わる、家庭菜園はじめの一歩!無農薬の家庭菜園でさまざまな野菜の新品種を育成している山川さん監修の元、トマト、ナスの育苗と夏の対策について、初心者さんにもわかりやすく解説します。
5881views 園芸レシピ
更新: 2026-01-10 12:00:00
土のパワーが爆上がり!省力・低コストの循環型畝づくり!ここでご紹介する方法は、乾いた落ち葉や枯れ草を埋めて畝をつくるやり方です。美味しい野菜を作るための土台作りのコツを学びましょう!
1950views 園芸レシピ
更新: 2025-12-26 00:09:00
和風の庭でガーデニングを楽しむのなら、これ!秋冬の季節別に、和風の庭にぴったりな花々をご紹介いたします。植えつけ時期や開花時期をまとめたカレンダーもあるので、年間のガーデニング計画を立てる際の参考にしてみてください。
791views 園芸レシピ
更新: 2025-10-21 12:00:00
ガッテン農法、ジャガイモのアイデア栽培について解説!使用済み種イモを秋作用に再利用するワザを紹介します。
1147views 園芸レシピ
更新: 2025-10-17 12:00:00
コケ(苔)は地衣類(ちいるい)を代表するもので、下草(したくさ)とともに和風の庭には欠かせない素材です。上手に使いこなして、素敵な庭づくりをしましょう!
957views 園芸レシピ
更新: 2025-10-09 12:00:00
最新記事
ポップな韓国スイーツを家庭で作ろう!ここでは「チョコレートのトゥンカロン」のレシピをご紹介!ココア味のトゥンカロンにガナッシュクリームをたっぷりはさんだリッチな味わいが魅力です!
103views ホビー
更新: 2026-01-22 12:00:00
「苦労知らず」として幸運のお守りのふくろう。根付けやバッグチャームにしていつも身につけたいアイテムです。
更新: 2026-01-21 12:00:00
初心者から上級者まで楽しめる、棒針の編み込み模様のパターンの中から、「小花」のレシピをご紹介!かわいらしい色使いで、ほっこりさせてくれるデザインです♪
更新: 2026-01-20 12:00:00
塗り絵が好きな人におすすめしたい!色鮮やかな生き物がいっぱいのステンドグラス風のパズル塗り絵!氷の世界とペンギンの様子を描いた作品です。数字の色を塗って完成させましょう!
137views ホビー
更新: 2026-01-19 12:00:00
レンジで温めるだけで繰り返し何度も使える、エコなアイテム!温めることで小豆に含まれる水分が蒸気になって、じんわりと身体を温めてくれます 。カイロなどの乾いた熱よりも、湿熱は身体への浸透性や効果が高く、身体を効率良く温めるのにぴったり。また、適度な重みで首や肩に沿うようにフィットするのも魅力です。
更新: 2026-01-16 12:00:00
boutique-sha_banner
hmc_banner
btq_onlineshop_banner

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt

楽しい!手芸の本がいっぱい!

get_app
ダウンロードする
キャンセル