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「サトイモ」のタネ採りのやり方(家庭菜園のための野菜)

「サトイモ」のタネ採りのやり方(家庭菜園のための野菜)

おいしい野菜を収穫しながら、良質なタネも採って残したい!成功させるためには、野菜ごとにコツがあります。ここでは「サトイモ」について解説。タネ採り上手な人は、栽培も名人級。野菜もタネもしっかり採れる、一石二鳥のテクニックを伝授します。

perm_media 《画像ギャラリー》「サトイモ」のタネ採りのやり方(家庭菜園のための野菜)の画像をチェック! navigate_next

※株間を45cm離してショウガと混植した赤茎のサトイモ。熱帯雨林育ちの陰樹なので混植でよく育つ。

◆黒マルチは要注意!
近年の夏は猛暑!サトイモは28度以上になると子イモの肥大を止めるため、黒マルチを張って育てると、暑さで生育不全になる危険が大。黒マルチを使用する場合は、気温が30度以上になったら、黒マルチの上にワラや刈った草をのせるとよい。

④芽かき&土寄せ2回

本葉1~2枚の頃、種イモから何本か芽が出ていたら、太くてしっかりしたものを1本残して、ほかの芽は株元を押さえて斜め下に向けて引き抜く。
同じときに1回目の土寄せ。植え穴を10cmほど埋め、刈った草をのせておく。
梅雨入りし、本葉3~4枚になったら再度10cmほどの土を盛る。土寄せはこの2回だけでOK。

⑤“草マルチ”を重ね、米ぬかを1回まく

土寄せが終わったら、刈り草を株元に重ねる“草マルチ”をし、米ぬかをひと握りまく。草マルチが暑さや乾燥を防ぎ、朽ちて養分にもなる。
米ぬかは与えすぎると病虫害を招くので、この1回だけでOK。収穫まで刈り草をどんどん厚く敷き重ねる。
この育て方をすると、地中の窒素が過剰にならないため、子イモ、孫イモはもちろん、通常は食べづらい親イモもえぐみがなく、おいしく食べられる。

※1回だけの米ぬかが養分となって効く。

※草を刈って株元に敷く。

◆ポイント
水切れに注意!サトイモは“水で育てる”
夏、2週間雨が降らなかったら、1株あたりバケツ1杯の水を株元にかける。

⑥霜が降りる直前に掘り上げる

植えつけから150~180日で収穫。霜が降りる前、10月下旬~11月下旬に掘り上げる。
未熟なイモは保存中に傷みやすいので、ある程度寒くなってから収穫するとよい。
ちなみに寒冷地ではなるべく栽培期間を伸ばすため、1回霜に当たったら、凍って傷まないうちにすべて収穫する。
すぐに食べず保存する場合は、土が乾燥しているときに掘る。

※霜が降りる直前の頃に収穫する。

※掘り上げたイモは寒さに当たると傷むので、土中や室内で保存する。

⑦種イモを保存する

掘り上げたら、すぐに保存。1~2株は親イモと子イモを切り離さず、土つきのまま逆さまにしてもみ殻を入れた段ボール箱に埋めて保存し、翌年の種イモにする。
そのほかは子イモを食べる分だけ切り離し、親イモだけを埋めておく。
10~20度程度の場所に保管すると、イモが休眠する。25度以上になると発根発芽が始まってしまう。

※土つきでまるごと保存するのがベスト。子イモを食べて親イモだけ保存してもOKだが、保存性はやや落ちる。新聞紙をのせて、段ボールのフタを閉じて保管する。

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