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 ピンク色の野菜「ビーツ」の育て方と食べ方(家庭菜園)

ピンク色の野菜「ビーツ」の育て方と食べ方(家庭菜園)

一見、赤カブに似ていますが、ホウレンソウと同じヒユ科でカブよりもはるかに栄養豊富なビーツ。ビーツの真っ赤な色を活かした料理は、食卓を鮮やかに彩ります。育て方は簡単。ベテラン菜園家たちに育て方と食べ方を教えてもらいましょう!

perm_media 《画像ギャラリー》 ピンク色の野菜「ビーツ」の育て方と食べ方(家庭菜園)の画像をチェック! navigate_next

<材料>
・ビーツ
・パスタ
・バター
・パルメザンチーズ
・塩
・コショウ

<つくり方>
01 ビーツは皮をむき、3mm角の千切りにし、1%の塩を入れたひたひたのお湯で6分間茹でて、ザルで煮汁を切る。煮汁は捨てない。
02 フライパンで煮汁を半分の量に煮詰めて、別の鍋で茹でたパスタ、ビーツ、バター、パルメザンチーズを加えて絡め、塩、コショウで味をととのえる。仕上げにエキストラバージンオリーブオイルをかけたら完成。

※坪内シェフのビーツを使って編集部でつくってみた!坪内シェフおすすめのビーツのカーチョエペペは目にも鮮やかな赤いパスタ。ビーツは癖がなく、チーズと黒コショウがきいていておいしかった。

圧力鍋で蒸すと皮がするっとむける!

<山本光顕さん(兵庫県)>

洗ったビーツを皮つきのまま圧力鍋で10分間蒸すと簡単においしく食べられます。蒸すと皮がきれいにむけるので、1cm幅に切って好みのドレッシングで食べます。私のお気に入りは胡麻ドレッシングで、茹でた葉にかけてもおいしいです。葉をちりめんじゃこや豚肉と炒めるのもおすすめです。
たくさん採れたときは蒸して冷凍しておけば便利。蒸しビーツをジューサーにかけて赤いスープや、ポテトサラダに混ぜてピンク色にもします。

右奥はビーツの葉を茹でたもの。手前は蒸して皮をむいたビーツ。その左はポテトサラダにビーツを混ぜたもの。

茹でてから使うと土臭さは気にならない!

<安藤久代さん(兵庫県)>

独特の土臭さはいったん下茹でして調理することであまり気にならなくなります。茹でてからいちょう切りにしてバター炒め、またはオリーブオイルと塩で炒めただけでもおいしいです。私は皮をむかずに調理しています。

ジャガイモと一緒に茹でてポテトサラダにしてもよし、ボルシチなどのスープはもちろん、蒸して温野菜、汁までピンク色の鍋など、いろいろ使えます。多く入れればきついピンク色になりますが、その辺はお好みです。入れる量を調整してください。
うず巻き模様がきれいなビーツは薄くスライスしてサラダに、葉はオリーブオイルと塩で炒めて食べます。

土臭さゼロのビーツパウダー、ピンク色を食卓で楽しむ!

<下薗千登世さん(長野県)>
「天然の着色料として重宝するビーツのピンク」

サイコロ状に切ってポテトサラダに入れたり、ドレッシング、ゼリーや白玉団子などのお菓子づくりにも使い、ビーツのピンク色を楽しんでいます。

でも、じつは独特の土臭さはちょっと苦手です。あるときレストランで食べたビーツが全然土臭くなくてビックリ。ビーツを皮ごとオーブンで焼いてから使うとシェフに聞きました。
オーブンで焼いて、さいの目に切って小分けにして冷凍しておくとすぐに使えて便利。それをタマネギとミキサーにかけて塩コショウ、酢を加えたらピンク色のドレッシングの完成です。

また、薄く切って、低温のオーブンで焼くかドライフードメーカーでチップスをつくり、パウダーにもします。

◆ビーツシロップ
皮つきの生のビーツをさいの目に切り、グラニュー糖と交互に瓶に詰め冷蔵庫保存。

◆ドレッシングやソーダに
ビーツの色素は熱に弱いが、ビーツシロップをサイダーやドレッシングに少し入れると美しいピンク色になる。

◆ビーツチップス
パリッとしたチップスはサラダに載せてもおいしい。

◆ビーツパウダー
チップスをミルミキサーで粉にすると保存しやすく使いやすい。

家庭菜園のレシピをもっと見たい方におすすめ!

「野菜だより2022年9月秋号」では、今回紹介した野菜以外にもたくさんの野菜の育て方をわかりやすく丁寧に紹介しております。

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