はじめに
ボタンをつけたり、返し口をまつって閉じたり。手縫いをする際、まず最初にやることは針に糸を通す作業です。
繊細な動きを要し、困難な事を「針穴に糸を通す」と言われていますが、みなさんも、小さな針穴へ糸を通すことに苦労していませんか?視力が弱かったり、和針のような針穴が小さい場合は特に苦労しますよね。
そんな時に役立つ糸通し器について、詳しく解説していきます。早速ご覧ください!
糸通し器とは
糸通し器とは、スレダーとも言い、手縫い針の針穴に簡単に糸を通すことができる便利な道具のことです。使い方はとても簡単で、ストレスを感じることなく作業をすることができます。
手芸やさんはもちろん、100均やオンラインショッピングでも手軽に購入することができ、デザインも色々あります。
糸通し器の種類・仕組み・使い方
主に2つのタイプがあります。
■ハンディタイプ
持ち手の先端にひし形に曲げられた細い針金が取り付けられていて、それを針穴に通して糸を通し引き抜きます。
ミシン針など、どの縫い針にも使えるのがメリットです。
■卓上タイプ
針を通す作業が多い場合は、卓上タイプがおすすめです!
机の上に置き、針と糸をセットしたら、レバーを押すだけで簡単に糸が通ってしまいます。
針のタイプによっては使えないものもあるので、よく確認してから使いましょう!
糸通し器の選び方(ポイント・コツ)
■作業環境や目的で選ぶ
まずが、ご自身の作業環境や目的を決めてから選ぶようにしましょう!
ワンタッチで糸が通る卓上タイプなら、効率が良くなりますし、ハンディタイプなら色んな針に通すことができるので、細かい作業から広い面を縫う作業まで、こなすことができます。
■針の種類で選ぶ
縫い針によって、針先や針穴の形状、針の長さが違います。使用予定の針については、しっかりと調べてから購入しましょう。
また、卓上タイプの中には指定メーカーの針のみ使用できるものもありますので、針のメーカーも合わせて確認しておきましょう。
針の種類は、洋裁をする場合には「メリケン針」、和裁をする場合には「和針」といったように様々です。また、針穴も「ラウンドアイ」「ロングアイ」「タペストリーアイ」など穴の大きさや形も様々です。
■プラスアルファの便利機能で選ぶ
糸切りカッター付きや、ミシン針が入るケース付きなど、多機能ない通し器もあります。1つで何役もこなしてくれるのは、とても便利ですよね。
後述する商品の中にも多機能なタイプがあるので、ぜひ参考にしてください!
糸通し器のおすすめ商品
自分の使いやすいタイプはもちろん、デザインも自分好みの物を探してみるのも楽しいですね♪ここでは、実用的なアイテムや思わずコレクションしたくなるようなものまで、厳選してご紹介します。
ハンディタイプ『Clover スレダー 2枚入り 15-001』
手芸メーカー「クローバー」の糸通し器。シルバーでプレーンな形が可愛いく、耐久性がよく使いやすいです。
細い絹糸などの通しにくい糸はもちろん、ミシンにまで使えるので、ひとつあるととても重宝します。
2つあると、万が一なくしてしまったり壊してしまっても、安心ですね。
ハンディタイプ『KAWAGUCHI きぬ針用 スレーダー 12-360』
スタンダードなタイプの糸通し器がこちらです。糸通し器と言えば、この柄やこの形を最初に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
コスパも良く、裁縫道具に必ず1つは入れておきたい定番品です。簡単に使えて、糸もすっと通りますよ。