はじめに
作品の仕上げ剤として使用されるニスは、塗ることで表面をコーティングでき、仕上がりを格段に美しくしてくれるので、DIYで作った木材の作品には欠かせない材料の一つですよね!
また、紙粘土などの仕上げにも効果的で、見た目を綺麗に見せるだけでなく、実は表面を傷から守ってくれ、作品の耐久性をあげる効果があるのはご存知でしょうか?
こちらでは、そんなニスの使い方やおすすめ商品についてご紹介しています!たくさんある種類から、どんなものを選べばいいのか、参考になれば幸いです。
また、ぬくもりに掲載しているニスを使った作品のレシピも紹介していますので、ぜひご覧になってみて下さい♪
ニスとは
作った作品をそのままにしておいて、傷や汚れがついてしまったり、変色してしまったりしたことはありませんか?そんなトラブルで困った時に使ってもらいたいのが「ニス」なんです!
ニスは塗ることで見た目がキレイになるだけでなく撥水性が高まり、虫やカビからも作品を保護してくれます。また手作りした家具などに塗ることで、耐水性や耐久性が上がり、より長く使い続けることが出来ます。このことからもニスは、ハンドメイドやDIYには欠かせない材料の一つと言えます。
ニスの塗り方
では、木材の表面にニスを塗るときの簡単な手順をご紹介します。
1. 木材の表面を研磨する
ニスを綺麗に塗るためには、この工程が非常に大切です。やすりを使用して、素材の表面が滑らかになるまで研磨しましょう!
2. ニスを塗った後は、乾燥と重ね塗りを何度か繰り返す
ニスを上手に塗るポイントは、1回で仕上げようとするのではなく、薄く塗っては乾燥させてを繰り返し、丁寧に重ね塗りをすることです。たくさんニスを付けて厚く塗ると、刷毛の跡が付いたりするので気を付けましょう!
重ね塗りは最低でも2回程繰り返すと効果的です。重ね塗りをする前にもう一度やすりで研磨すると、より綺麗に仕上りますよ!
3. 十分に乾燥させる
重ね塗りが完了したら、直射日光を避けて、ホコリのたたない静かな場所で自然乾燥させるようにしましょう。
ニスを使う時には作業環境も重要です。臭気があるので必ず換気をしながら、汚れても大丈夫な環境を整えましょう!
ニスを塗る時の注意点
ニスの使い方にはいくつかポイントがあります!これを知っておくと仕上がりが格段によくなるのでおすすめです。
■違う種類のニスは使わない!
特に水性ニスと油性ニスを混ぜて使うのはNGです。乾燥にかかる時間も商品によって違うので、同じ種類のニスを使うようにしましょう。
■塗りにくい場所から、塗り始める!
こうすることで塗りムラを防止でき、より均一に塗る事ができます。
■見えないところにもニスを塗る!
特に木材に塗るときには、ニスに含まれる水分で木が膨張したまま固まるので注意が必要です。表だけにニスを塗ると、変形が片面だけに生じてしまう可能性があるので、少なくとも1回は裏面にも塗るようにしましょう!
ニスの種類
ニスにはたくさんの種類があって、いざ使おうとしたときにどれを使ったらいいか迷う事も多いですよね!こちらでは、ニスの種類と特徴をご紹介します。実際に使うときの参考にしてみて下さいね!
●水性ニス
水性ニスとは、水性アクリルニスのことを言います。速乾性も高く、ニスの中でも扱いやすいので初心者でも綺麗にツヤを出すことが出来ます。乾燥後も柔らかさがあるので、屋内のインテリアや工作などの装飾品に最適です。また使った道具は水で簡単に洗い流すことが出来ます。
●油性ニス
油性ニスとは、油性ウレタンニスのことを言います。乾燥後は強い表面を作り出し、耐久性にも優れています。臭いが強く、乾燥に少し時間がかかります。家具などの塗装に使用できます。使ったハケの油性ニスは出来るだけ拭き取り、中性洗剤で根元からもみ洗いします。ニスが残っているとハケが固まる事があります。
●水性ウレタンニス
水性のニスでもこちらは、乾燥後は日常使いできるくらいの耐久性と耐水性を発揮しますので、家具などにも使う事が出来ます。また水性ニスと同じように匂いが少なく、使った道具は水で洗い流すことが出来ます。
●ラッカーニス
揮発性が高く、速乾性に優れたニスをラッカーニスと呼ぶことがあります。ニスと同じように、乾燥後は硬くて強い塗面を作り出し、磨き上げる事でさらに強い光沢を生み出すことが出来ます。
●着色ニス
ニスにつや消し剤を加えたり、顔料を混ぜて着色が同時にできるニスで、知っておくと作業効率があがり便利です。塗装の初心者にも扱いやすくておすすめです。
●スプレーニス
スプレータイプのニスは、液体のニスに比べてさらに薄く塗ることができます。重ね塗りをすることで、十分な光沢が得られます。工作品はもちろん家具などにも使用できます。塗膜が薄く、屋外では十分な耐久性が得られない場合がありますので、屋外専用のものを選ぶと良いでしょう。
*水性ニス(水性アクリルニス)『パジコ 水性ニス シーラー 半ツヤ出し 100ml 透明 』
『パジコ 水性ニス シーラー 半ツヤ出し 100ml 透明 』
ハンドメイドの材料を多く手掛けるパジコの水性ニスをご紹介します。1度塗りでは半ツヤになり、2~4回重ね塗りすることで、光沢のあるツヤ仕上げになります。
こちらは筆が入りやすい大口ボトルで作業もしやすく、厚塗りツヤ出しタイプや、ツヤ消しタイプなど種類のラインナップも豊富で、様々な用途に活用していただけます!
*油性ニス(油性ウレタンニス)『和信ペイント 油性ニス 透明クリヤー 270ml』
『和信ペイント 油性ニス 透明クリヤー 270ml』
屋内外の木材の塗装に使用できる油性ニスのご紹介です!
こちらは高品質のウレタン樹脂塗料なので、木目を生かしながら美しく仕上げることができます。溶剤はとても乾きやすく、塗りやすいので初心者にもおすすめ。乾燥後は耐久性に優れ、キズがつきにくくなります。また、防水効果もあるので多用途に使用できます。
付属のカップに目盛りが付いていたり、中栓や容器に工夫がされているところも◎
クリアー以外にも着色ニスもあるので、ぜひチェックしてみてくださいね!