有機の育苗土づくりは、台所でこだわりの料理をつくるのとよく似ています。新鮮な食材を吟味して選び、清潔なまな板で調理加工し、火の加減(温度調節)をするところなど、考えてみるといちいち合致します。
これは堆肥づくりにおいても同様です。
さて、育苗土をせっかく手づくりするのですから、利用する資材は確かなものを選びたいもの。とくに堆肥などの生物相資材には質が求められます。
技術を覚えて堆肥を手づくりすれば安心です。また、購入する場合には、できるだけ安価なものは避け、信頼できるメーカーが製造販売するものを選ぶといいでしょう。
下で紹介する各種堆肥は、編集部でこれまでに実際に利用してトラブルがなく、よいと判断した商品です(編集部の感想です)。堆肥選びの参考になれば、と思います。あわせて、おすすめの育苗土も紹介しておきます。
★価格や仕様は変更される場合があります。
育苗土づくり資材
バーク堆肥『サンヨーバーク』
国内産広葉樹の樹皮100%を2年かけて熟成した、こだわりの完熟バーク堆肥です。
1袋40L:1,440円(税込・送料込)/山陽チップ工業
もみ殻堆肥『モミガラ堆肥』
もみ殻に米ぬか、卵の殻、微生物を加えて、半年~1年かけて堆積・発酵させた通気保水機能性堆肥です。
1袋18L:2,600円(税込・送料込)/エフデック農産開発(FDEQ)
腐葉土『こだわり腐葉土』
国内産広葉樹の葉を8か月以上発酵・熟成。目合12mmのフルイにかけてある、使いやすい腐葉土です。
1袋30L:1,280円(税込・送料別)/サカタのタネ直販部 通信販売課
育苗土
培養土『畑懐の土・畑』
どんな野菜にも使える、畑懐のオリジナル培養土。プランターでの栽培のほか、育苗土にも適している。
1袋12L:1,800円(税別・送料別)/光郷城 畑懐(こうごうせいはふう)
培養土『さし芽種まきの土』
保水性、通気性がよくて発芽・発根しやすく、粒子が細かいため小さなタネもまきやすい培養土です。
1袋12L:1,200円(税別・送料別)/花ごころ