きれいな形の貝殻を鉢の代わりに使いました。底穴があいていないため水の管理がむずかしくなりますが、丈夫な植物なら問題なく育ちます。
身近なもので鉢をつくろう!
超ミニ盆栽づくりに使える鉢は、販売されているものばかりではありません。身近にあるもので、オリジナルの鉢を用意しましょう。
【盆栽を管理しやすい鉢の条件】
鉢は、水の管理がしやすいよう、底に穴があいているものがベストです。ただし、アイビーや多肉植物など、丈夫で水の心配が少ない植物を植えれば、穴があいていなくても使えないことはありません。
また、超ミニ盆栽は小さいので、鉢の底が安定していて倒れにくいこともポイントです。
この条件を満たすように、身近なものにくふうを施し、鉢に見立てて活用してみましょう。
*【鉢のアイデア①】小さな器の底に穴をあけて
向こう付けなどの小さな器に穴をあけて、鉢に使ってみましょう。陶器は穴があきますが、磁器は割れてしまうので、穴をあけるのには向いていません。
①地面や安定性のよい台の上に、ぬらして絞った雑巾を敷き、その上に器を逆さまにして置く。
②穴をあけたい場所に釘を当て、金づちで軽くたたく。力を入れずに、同じところを何度もたたくのがコツ。
根気よく100回程度たたくと、きれいに穴があく。
*【鉢のアイデア②】指貫に脚をつけて
指貫は、底にまるみがあって倒れやすいので、陶器用のセメントを底4か所に盛って脚をつくります。底穴をあけてもよいのですが、ものによっては割れてしまうので、穴はあけないままのほうがよいでしょう。
<底に陶器用セメントで脚をつくった指貫>
<海外のおみやげなどの指貫は、色柄がきれいで鉢にぴったり!>
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