害虫は葉を食い荒らしたり、ウイルスを媒介したりしてしまいます。見つけ次第駆除しましょう。
■アブラムシ
発生原因:肥料過多、被害:ウイルスを媒介する、発生する野菜:ほとんど全て、予防策:肥料をひかえめにする・防虫ネットを張る
■ヨトウムシ
発生原因:天敵(クモなど)の不在、被害:葉を食い尽くされる、発生する野菜:ほとんど全て、予防策:天敵まで殺す強い薬剤を使わない・防虫ネットを張る
■ハモグリバエ
発生原因:肥料過多、被害:葉が食害され、生育不良になる、発生する野菜:ほとんど全て、予防策:乾燥を避ける・防虫ネットを張る
* 病害虫の予防と対策
病害虫の発生を予防するためには、丈夫な株に育つ環境を作ることが必要です。また、被害を受けたら早急な対処が望まれます。
■剪定
剪定とは、余計な枝を切り落とすことです。混み合っている所を切り落とし、風通しを良くしたり、残った部分に栄養を行き渡らせたりします。病害虫の被害を予防することにつながります。
■摘葉
摘葉とは、葉を取り除くことです。混み合っている葉を摘み取り、風通しを良くしたり、下の若葉に光が届くようにしたりします。病害虫の被害を受けた際の、対症療法として有効です。
■切り戻し
1 切り戻しとは、枝を短く切りつめることです。病害虫の対策にもなります。
2 若いわき芽を残し、虫食いのある上部をハサミで切り取ります。
3 切り戻した後に追肥を施せば、やがて元気な若葉が出てきます。