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プリザーブドフラワーの基礎「基本の作り方」について

プリザーブドフラワーの基礎「基本の作り方」について

プリザ液A・Bを使ったプリザーブドフラワーの準備から仕上がりまでの基本的なプロセスを解説します。花の種類ごとにちょっとした違いはあるものの、基本のプロセスはほぼ同じ。仕上がりがきれいで初心者でも失敗の少ないカーネーションを例にしています。

作りはじめる前に知っておきたいこと

*花の選び方

プリザーブドフラワーにする花は、いきいきとしたよい状態であることがとても大切です。プリザ液Aで脱水する意味は、花の水分と脱水液を置換することですから、花が水分を多く含んでいれば、それだけの溶液を花の中にとり込めることになります。
よい花のチェックポイントは左記の通り。花の部分だけでなく、茎やガク、葉などにも注意を払い、しおれたり元気がなくなる前にしっかり水を吸わせておきましょう。

⇒プリザーブドフラワーの基礎「プリザ液A・プリザ液B」の詳細についてはこちらから

[花]
全体にふっくらとした張りがあり、花色がよいもの。花びらに傷がなく、つけ根や裏が茶色くなっていないか、先端が透けたようになっていないかもチェックします。

[ガク]
花びらの外側、最下方にある部分で、花を保護したり支える役目があります。ガクが新鮮だと、花も新鮮。茶色に変色したものは避けましょう。

[実]
植物の実を使う場合は、色つやがよくみずみずしいものを選びましょう。

[葉]
ピンとした張りがあり、色つやのよいもの。色があせたり枯れた葉がついたものは避けます。

[茎]
傷がなく、みずみずしく張りのあるもの。切り口が変色しているものは鮮度が落ちているので注意!

*水あげ

花に水を吸わせるための方法。花ごとに適した手法は異なりますが、代表的な4つを紹介します。

『水切り』
カーネーション、バラ、チューリップ、カラーなど、ほとんどの花に適した方法。
茎を水に浸したままハサミで斜めに切ります。水中でカットすることで切り口に空気の膜ができず、切った瞬間に水圧で水があがります。
斜めにカットすることで、水を吸い上げる表面積がふえます。2秒以上水に浸し、その後は葉下まで浸かる容器に移します。

『水折り』
キク、マーガレット、ユキヤナギなど、ポキンと茎が折れるものに適する。
水中で茎を折ります。折った部分を押すようにして折りとるか、爪を立ててねじり切り、そのまま水に浸けておきます。

『深水』
アイリス、ショウブなど湿地の花をはじめ、いろいろな花に適する。
茎の根元を10cmほど残して新聞紙で包みます。水中で水切りしたのち深い器に移して花首下まで水に浸けると、水圧で水があがりやすくなります。

『湯あげ』
スターチス、ユーカリ、ミモザなど、水切りでは水があがりにくい花。
温度差で茎の中の空気圧を変えて吸水力を高める方法。花を新聞紙に包み、茎の根元を60~80℃の熱湯に10~20秒ほど浸けます。切り口から気泡が出たら、素早く別の器に用意した冷水に浸けます。

*基本の道具

プリザーブドメイキングに特別な道具はとくに必要なく、身近にあるものを応用してOK!準備しておくと作業がスムーズに進みます。

『ふた付き容器』
溶液の蒸発を防ぐため、ふた付きが必須! 脱水、着色、洗浄用に3個準備しておくと便利です。加工する花材のサイズに合わせて、ジャムの空き瓶や密封容器類などでもOK。ただし、アクリル素材は避けること。

『ハサミ』
花の下処理等をするため、できればよく切れる花用のハサミを用意します。

『ピンセット』
溶液に花を出し入れしたり、花の形を整える際に使用。先端の細いものが細かい作業に重宝です。

『ゴム手袋/ビニール手袋』
溶液に直接手をふれないために準備。指にほどよくフィットするサイズを選びましょう。

『トレイ/バット』
溶液からとり出した花を置いたり、猫除けネットの受け皿としても活用できます。

『キッチンペーパー/ティッシュペーパー』
溶液からとり出した花の水分を切るときなどに使用します。

『古新聞/防水シート』
溶液の飛び散りなど、汚れ防止のために作業台、床等に敷いておきます。

『猫除けネット』
花壇用のプラスチック製ネット。花の乾燥時に使用。花びらがペタンとならないように立てて乾かせ、花形がくずれずきれいに仕上がります。ホームセンターや100円ショップなどでも入手可能。

『水切りネット』
小さな花材を乾燥させるとき、容器などにかぶせるように張って使用します。

『紙皿・紙コップ』
溶液に浸けた花を乾燥させるときに台として使用。花の色が混ざらないように、そのつど使い捨てるようにしましょう。

step1.準備 

花に応じた下処理が必要

花の下の茎の部分を2~3cmつけて斜めに切ります。残す長さは使用目的、用途によって異なり、花によっては長い茎ごとプリザーブドフラワーにできるものもあります。

■POINT
普通はそのまま1輪ずつ使用しますが、ガクをとり除いて加工することもできます。この方法だと、脱水時間は約1/2に短縮されます。

ガクの外側から縦にハサミを入れます。

ガクをとり外します。必要に応じて、花びらを小房に分けることもあります。

step2.脱水

花の水分を抜くと同時に脱色が起こる

1.花全体が浸かる量のプリザ液A(脱水液)を容器に入れます。

2.溶液に花を浸けます。ピンセットかビニール袋をはめた手で茎をつかみ、溶液の中で軽く揺り動かし、花びらのあいだの空気を抜きます。

3.容器にふたをして、直射日光の当たらない場所に2~3日置きます。

4.6時間経過した状態。ガクの色が抜け始め、溶液が変化しています。ガクの色が完全に抜けて白くなれば完了の合図。

■POINT
花が浮いてくるようなら、キッチンペーパーを容器の形に切り、落としぶたの要領でかぶせて溶液に沈めます。

■『ダブル脱水』-より白く脱色する-
きれいな白に仕上げたいときや、淡い色に着色したい場合は、プリザ液Aで2回脱水する「ダブル脱水」という方法があります。ダブル脱水をすると元の花の色の影響を受けにくくなり、きれいな仕上がりになります。
また、ダブル脱水した花をクリア液で色を定着させるだけでも、きれいな白い花を作ることができます。

step3.色

花の水分と置き換わった脱水液の代わりに着色液を染み込ませて色をつける

1.脱水が完了した花を、花全体が浸かる量のプリザ液B(着色液)に浸けます。

2.花が沈まないときはピンセットで押さえると、花のあいだの空気が抜けて自然と沈んでいきます。2~3日を目安に浸け置きします。

■POINT
着色時間は長めに! 時間が短いと色ムラや縮みの原因となります。とくにカーネーションのように花びらの多い花は、長く浸けておいた方がきれいに仕上がります。

step4.洗浄

水分と置換した着色液のべたつきをきれいに

1.花全体に色が吸収されて着色が完了した花を引き上げます。

2.プリザ液A(洗浄液)に入れてそっと揺り動かし、花の表面についている着色液を落とします。

■『洗浄』-デリケートで大切な作業-
着色が完了した花の表面は液でベトベト。この残った液は花の質感を損ねたり、色移りの原因にもなります。その意味で洗浄は大切ですが、すばやく、さっと行うのがポイント。長くやると、せっかく着色した色が落ちてしまうからです。花の種類や使用する溶液の種類や色によって微妙に違ってくるので(場合によっては洗浄が必要ない花や溶液もあります)、本誌では目安時間を明記していません。
また、他の色を洗浄した液を使用すると色移りすることがあるので、なるべく新しい液を使用してください。

step5.乾燥

完全に乾くまで乾燥させる

*自然乾燥

ほとんどの花はこの方法。直射日光を避けて乾燥させます。花の大きさや湿度、温度にもよりますが、目安は2日~1週間。

『猫除けネット』
トレイの上にペーパーを敷いて猫除けネットを置き、そこに花をさして(のせて)乾燥させます。

『水切りネット』
容器や紙コップなどに水切りネットをかぶせて固定。小さな花を乾燥させるとき便利です。

『紙コップ』
底にカッターなどで十文字の切れ目を入れ、そこに茎をさして固定。溶液が垂れるので、下に紙皿やトレイを敷いておきます。

*強制乾燥

八重咲きや大型の乾きにくい花は、強制的に早く乾燥させた方がよい場合があります。

『ドライヤー』
花びらは繊細なので強風に当てないように。大まかに乾かしたら、その後は自然乾燥させます。

『食器乾燥機』
花を猫除けネットなどにのせ、20分ほど乾燥させます。様子を見ながら時間は調整してください。その後、自然乾燥させます。

プリザーブドフラワー作品のレシピ

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