【今回のテーマ】オリジナル作品とコピー作品の違いを知ろう(後編)
ハンドメイド作家として活動するにあたって、もっとも注意したいのが「著作権」です。
今回も前回に引き続き、著作権について確認していきましょう!
この作品はOK? NG?
ハンドメイド作品はオリジナルであることが大前提!
故意ならば当然ですが、たとえ無自覚だったとしても、
著作者から著作権侵害にあたる行為と見なされたら罪に問われることも。
著作権マークのついた生地は商用可能かどうか調べる
生地の耳部分には©(copyright・著作権を示すマーク)が入っています。リバティプリントやルシアンのメリーボンボンなどは、使用規約を守れば商用利用OK。例えば、個人の製作物であることを示す必要などがあります。商用可能かどうかわからないときは、必ずメーカーに問い合わせましょう。
デフォルメをしたデザインはOK
既存のブランド商品と特定されないように、ごく一般的な形をデフォルメしたものであれば大丈夫。
ロゴなどをそのまま使用するのはダメ
既存ブランドのロゴなどを勝手に使用するのはNG。そのブランドを象徴するテキスタイル(布地)などを真似することも著作権侵害にあたります。
大きさを変化させて違う作品に
本や市販品をヒントにして、図案、模様、配置、製図、形、大きさなどを変化させたものはなるべく避けましょう。
空想上のキャラを作品化するのはOK
自分で空想したキャラクターや自然界のものを作品に取り入れるのは問題なし。ただし、類似作品の事前チェックは忘れずに。
そのまま真似するのはNG
書籍や雑誌に掲載されているもの、実際に店舗で売っている商品をそのまま真似して制作するのはNG。インスピレーションをもらう程度が◎。
技法や素材を変えて新しい作品に
市販品や本をヒントにして、技法やステッチ、色や布地、素材などを変化させたものはなるべく避けましょう。