暑さに強いもの弱いもの、乾燥に強いもの弱いもの
植物は種類によって暑さや寒さに対する抵抗力が違います。
暑さに強いものは「耐暑性がある」といい、30℃以上の高温にも耐えられます。これらは主に熱帯地方原産で、ほとんどが日光(日なた)を好みます。
逆に、寒さに強いものは耐寒性があり、0℃以下の低温でも耐えられる高冷地原産の植物で、半日陰(午前中、または午後だけ日が当たる環境)でも育つものもあります。同様に、乾燥地や砂漠原産の植物は乾燥に強く、熱帯の湿原などが原産地のものは多湿にも耐えられるなど、さまざまな特性があります。
それぞれに適した環境、条件の場所で育てると植物はよく育ちます。たとえば暑さや直射日光が苦手な植物は日よけをして涼しく管理し、寒さに弱い植物は鉢などで育てて、冬は室内にとり込むなどの管理をするとよいでしょう。
*ブーゲンビレア
ブーゲンビレアは南アメリカの熱帯地方原産。成育温度は20℃以上必要で、日光不足になると落花する性質。
コンテナ(鉢)で育てる鉢植え、花壇に植えつける地植え
土のないベランダなどで育てる場合は、市販の培養土を使ってコンテナで育てるのが一般的。庭でも鉢をたくさん並べ、ハンギングバスケットなどで立体的に組み合わせれば、花いっぱいのガーデニングが実現します。
鉢植えは季節や成育条件によってかんたんに移動することができるので、ビギナーさんにはおすすめです。
花壇に植えつける場合は、地面を耕す「土づくり」からはじめる本格的なガーデニングを楽しむことができます。
一度植えつけると成育環境がある程度決まってしまうので、植える植物の選択も重要になってきます。庭の一部を区切って、まずは小さな花壇からスタートしてみましょう。
*コンテナ
ペチュニアだけのコンテナを組み合わせても素敵。
*手づくり花壇
ミニサイズのレンガの下1/4を埋めながら並べただけの手づくり花壇。
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