インジゴ色素を持つ植物の総称を「藍」と呼びます。インド藍の粉末は熱帯地方に育つマメ科の植物インディゴフェラの葉を水に溶かし、醗酵させたあと、上澄みだけをとり出したものです。
木綿のブラウスを深みのあるインディゴブルーに染め上げます。
キッチンでお手軽 草木染め!夏らしいインド藍で木綿ブラウスの材料
【道具】
最初は鍋やボウルなど、台所にあるものを利用してみましょう。
竹製のザルや木の箸は色が染み込みやすいため、不要になったものを活用することをおすすめします。
【準備するもの】
・木綿のブラウス100g (濃染処理は不要)
・インド藍の粉末12g
・ソーダ灰52g
・ハイドロサルファイトコンク10g
・ボウル1個
・空きビン、ゴム手袋、バケツ、箸
キッチンでお手軽 草木染め!夏らしいインド藍で木綿ブラウスの染め方
*インド藍の粉末を溶かす
1.ブラウスを水に浸します。藍染めは木綿によく染まるため濃染処理は必要ありません。
2.インド藍の粉末は細かく水に溶けにくいので、空きビンなどに湯(50℃以下)を入れ、粉末藍を加えます。
3.しっかりとフタをして、上下に振って粉末藍を溶かします。
*ソーダ灰を溶かした液にインド藍を入れる
4.0℃以下のぬるま湯4リットルにソーダ灰を加えます。
5.液をかきまわし、しっかりソーダ灰を溶かします。
6.5に3を加え、静かにかき混ぜて藍を溶かします。
*ハイドロを加える
7.6.が完全に混ざったら、ハイドロサルファイトコンク(以後ハイドロ)を加え、静かにかき混ぜます。
8.の表面にぎらぎらした油膜のようなもの(還元膜※)が張ったら、染液の完成です。
9.湿った状態の生地を
ビニール紐で縛って、絞り模様の準備
をします。※還元膜/藍が染色可能な状態になったときに張る膜のこと。