03 ポットに植え替えて育苗
掘り上げた苗の塊を1本ずつていねいにばらし、育苗ポットに移植する。移植後しばらくは木漏れ日程度の場所で養生する。本葉が大きくなり始めたら活着した証拠。日当たりのいい場所で育苗を続ける。
【+α】室内越冬トマトからのわき芽挿し育苗
自然生えトマトを居間で育てわき芽を利用して20鉢を育苗
畑に落ちたトマトが秋のうちに自然生えすることがあります。こうした苗は冬に霜に当たると枯れてしまいますが、ポットに移して温かい場所に置けば育てることが可能です。菜園歴50年のベテラン菜園家、千葉県の小木曽弘明さんからのレポートです。
「畑に落ちたトマトから10月に芽が出ていました。これをポットに移し、自宅の居間の日当たりのいい場所に置いて12段まで育てました」と、小木曽さん。さらに小木曽さんは、そのトマトから出るわき芽を摘んでポットに挿して養生し、計20本の苗を仕上げて畑に定植したとのこと。
「わき芽挿し育苗をした20本のトマトは、畑で元気に育っています」と小木曽さん。挿し芽を採るため、冬から春にかけてトマトを育てた小木曽さんの実践はとてもユニーク。サツマイモの苗採りをする感覚です。
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