Step 2 :点を描く
鉛筆で紙(タイル)の各角(四隅)に「点」を描きます。この点は次のステップで描く縁線の重要なポイントとなります。あなたはこれらを「違う面の人生」と見なすかもしれないし、タイルのバランスを取るために4点を描くだけだと考えるかもしれません。
Step 3 :境界線(縁)を描く
先ほど印した4点を鉛筆で結びます。
あなたはこの縁、へりを人生の「境界」と考えるかもしれません。誰の人生にもいくつかの境界が必要です。ゼンタングルタイルの縁は人生の境界を象徴するものとしてとらえることもできます。人の人生はそれぞれ違うのだから、境界もさまざまあってもよいのです。直線でも曲線でも、それはあなた次第です。
Step 4 :分割する線を描く
鉛筆で線を描きます。線はジグザグでも渦巻きでもバツ(×)でも丸でも、タイルの空間を分割できれば何でもOKです。線は、Step 3で描いた境界線の中に必ずしも収まっていなければならない訳ではなく、端からはみ出してしまっても大丈夫です。
ゼンタングルには「間違い」がないということを忘れないでください。線は人生におけるすべてのできごとと繋がる「金色の糸」を表しています。線が作り出す各部分(セクション、区分)をあなたの人生のそれぞれの場所、つまり職場、家、学校などだと考えてもよいでしょう。
一度描いた線は消せませんが、新しいパターン(模様)を足せば見えなくなります。ここで描いた線の形や、それが今後どのように展開していくのかが気になるところかもしれませんが、あれこれ考えるのはやめにしましょう。今、描かれている線に委ねてみてください。
Step 5 :パターン(模様)を描き、仕上げる
黒ペンを使って、線で区切られた各セクション(区分)にパターンを描きます。線を越えるときには必ず模様を変更し、各部分を埋めたら紙(タイル)を回転してみてください。描いている途中、「間違った!」と思っても、それは消さずにデザインとして組み込んでいきましょう。空白のままのセクションがあっても構いません。
各セクションを描き終わったら、必要に応じて鉛筆でシェーディングを施して陰影や奥行きをつけたり、ボーダーや縁取りを描いてもよいでしょう。
なお、仕上がったピース(作品)にはサインをすることを忘れずに。ゼンタングルは上下がないのでどこに記してもOK。そして裏にもサインと日付、あればコメントなどを書きとめておくのもおすすめです。
完成したら、、、
すべて終えたら、完成したゼンタングルを改めて眺めてみてください。描いているあいだに感じた心の平穏とくつろぎを思い返し、美しい作品を賛美しましょう。
★名前やイニシャル、マーク、日付などを忘れずに。
★鉛筆で描いたところを擦筆でこすれば、自然なぼかしが表現できます。
ゼンタングル作品のレシピ
基礎テクニックを理解したら、さっそく作品作りに取り掛かりましょう!
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