はじめに
つまみ細工は、可愛らしいお花をデザインして色んなアレンジが楽しめると、多くの人に親しまれています。また、簡単な作業を繰り返していくことから、リハビリや高齢者の脳トレにも活用されています!今では特集本や教室も開かれるなど、ハンドメイドでも注目の分野になっています。
代表的な花のモチーフには桜や紫陽花、椿、藤の花といった日本の花が好まれます。また、鯉のぼりなどの季節の壁掛けやくす玉といった、インテリア小物もとても人気です。
こちらでは、そんなつまみ細工に必要な道具や、基礎知識について解説しています。さらにぬくもりに掲載中のつまみ細工のレシピもご紹介していますので、ぜひご覧になってみて下さい♪
つまみ細工を始める前に
*つまみ細工とは
「つまみ細工」とは、江戸時代から伝わる日本の伝統文化の一つとして、ハンドメイドの中でも人気のあるカテゴリです。主な作り方は、正方形にカットした生地を、ピンセットでつまみながら折りたたんだものを基本形として、いくつも組み合わせてモチーフを作っていきます。
使用される生地には、ちりめんやサテン、コットン、綸子(りんず)生地が好まれます。材料を使い分けることで、七夕飾りや洋風のクリスマスリースなども作ることができ、季節を感じる作品を一年中楽しめます。
コサージュやかんざしなどの髪飾りが代表的な作品ですが、イヤリングやネックレスといったアクセサリーも作ることができます!また、既製品につまみ細工を装飾してアレンジし、普段使いするのもおすすめの楽しみ方です!グッと華やかになりますよ♪
*必要な道具
◆先尖りピンセット
先が細くまっすぐで、つかむ部分に滑り止め(溝)のついていないものを選びましょう。
◆厚紙
両面が白、または表面が白で裏面がグレーの厚さ0.5mm程の紙を使用。
◆円定規
厚紙に円を描いて丸台紙を作ります。コンパスでも代用可。
◆目打ち
台紙に穴をあけて、地巻ワイヤーを通したりします。
◆地巻ワイヤー
ワイヤーつき土台を作るときや、刺繍糸を巻いて飾り用パーツを作ります。
造花用に市販されている、白の#20、#22、#24、28を使用。
◆25番刺繍糸
6本の糸がよってあるのをそのまま使用します。
地巻ワイヤーに巻いたり、金具に花を組むときに使います。