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「結球レタス」育て方・コツ(家庭菜園)

「結球レタス」育て方・コツ(家庭菜園)

ガッテン農法で始める おいしい野菜が育つ! 家庭菜園!ここでは、結球レタスの育て方を分かりやすく解説。葉が玉のように丸く結球するレタスで、シャキシャキしていて、サラダにおすすめです。

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苗床で簡単に苗づくりできる!

■ポイント

●若苗を植えるのが成功の秘訣
●畑の苗床でラクラク苗づくり
●老化苗ではきれいに結球しない

苗床にタネをバラまき、踏んで鎮圧しておくだけ

結球野菜は若苗を定植するのが成功の秘訣です。根が巻いた老化苗ではどう頑張ってもいびつな形のレタスになってしまいます。

レタスは、セルトレイか1寸ポットに1粒ずつまいて、本葉2~3枚まで育てて定植します。ただし、このやり方は水の管理をこまめに行う必要があります。

そこで、畑に苗床を用意してタネまきをする、地床育苗をおすすめします。レタスには虫がつきにくいので苗づくりは思いのほか簡単です。

8月のお盆過ぎに、ひっくり返し畝をつくって、2度踏み鎮圧をしてタネまきをしたら、水やりなしで発芽をそろえることが可能です。畑の土とタネを混ぜて冷蔵庫で2日間冷やしてからまくと、発芽率がアップするので、ぜひ試してみてください。

大きな畝は必要ありません。ショベルで土の塊を2つひっくり返し、表面を軽くならしたら、中心ラインあたりにレタスのタネをスジバラまきします。覆土はしないで、タネをまいた上を足で踏み締めてください。土が乾き気味なら、何度か踏んでしっかりと鎮圧します。これで発芽がそろいます。

アブラナ科と違い、レタスには虫があまりつかないので防虫ネットは不要です。

レタスは本葉2~3枚の若苗を定植して育てると、きれいに結球します。おいしいレタスを楽しむことができます。肥料をあまり欲しがらないレタスは、ひっくり返し畝でよく育ちます。

マルチ栽培をするなら、白黒マルチやシルバーマルチがおすすめ。地温を下げる効果があり、定植時に残暑が厳しい場合、レタスの生長を助けます。草マルチはナメクジが増えるので向きません。

ひっくり返し畝に9月に苗を定植する

9月に入って、本葉2~3枚に育った苗を畑に移植します。育苗期間は25日くらいです。

ひっくり返し畝に苗を植えましょう。レタスは低栄養の土壌でよく育ちますから、土の塊をひっくり返すだけで十分。畝をつくったらすぐに定植します。

苗床から掘り上げた苗を1本ずつばらし、条間、株間ともに25~30cmで植えつけます。体重をかけて両手で株周りを押さえて鎮圧しておきましょう。こうすると速やかに活着します。

収穫は12月です。結球するとレタスは寒さに弱くなりますから、取り遅れに注意します。手で玉を押してみて、弾力を感じたら収穫どきです。根元に包丁を入れて切って収穫します。

なおレタスは高温と多湿を嫌います。白黒マルチを利用するとレタスが好む涼しい環境をつくれます。雑草も生えず、泥はねが抑えられ病気予防効果があるのでマルチ栽培もおすすめです。

ちなみにレタスには敷きワラや草マルチは使わないほうが無難です。ナメクジが増える恐れがあります。

アブラナ科のタネを混ぜて、レタスの苗をまいて育苗

苗床にアブラナ科のタネをレタスのタネと混ぜてまいてみましょう。コマツナ、ハツカダイコン、ブロッコリーなど余っているタネがあれば利用します。レタスのタネだけをまいて育苗するよりも容易に発芽がそろって苗づくりがしやすくなります。

混植のメリットは、アブラナ科のタネが先に発芽して双葉で苗床に日陰をつくってくれること。涼しい中でレタスがあとから発芽します。

8月は害虫の活動が盛んです。発芽したアブラナ科野菜の苗は害虫の餌食になって消えてしまいます。やがて苗床はレタスだけの世界になります。

ほかにも、大きめの育苗ポットやプランターで、コマツナ、ハツカダイコン、シュンギク、ルッコラなどのタネとレタスのタネをよく混ぜてまく方法もあります。アブラナ科野菜はベビーリーフとしてこまめに収穫し、強そうなレタスの苗を畝に移植します。

結球、半結球、リーフレタスなど、いろいろな種類のレタスを育ってみましょう。

タネをバラまきしてベビーリーフの収穫を楽しみ、間引き菜の中から健全なものを選んで苗として利用します。滋賀県の毛呂陽子さんの実践例です。苗床やプランターにいろいろなレタスをまいてみましょう。

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