MENU
ぬくもりは、ハンドメイドや手作り実用書の出版社「ブティック社」のレシピを厳選して無料で公開しています。折り紙、工作、刺繍、パッチワーク、家庭菜園、園芸、DIYなど多ジャンルで展開中です。
「ホースラディッシュ」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

「ホースラディッシュ」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)

西洋ワサビや山ワサビとも呼ばれる「ホースラディッシュ」。耐寒性があり、放任栽培でもどんどん株が増える育てやすい野菜です。ホースラディッシュを使ったおすすめレシピもご紹介しているので、収穫後はぜひ挑戦してみてください!

perm_media 《画像ギャラリー》「ホースラディッシュ」の育て方・栽培のコツ(家庭菜園)の画像をチェック! navigate_next

ホースラディッシュとは(特徴)

畑の片隅で育てる

「ホースラディッシュ」はアブラナ科の多年草で東ヨーロッパ原産です。「西洋ワサビ」、「山ワサビ」、「ワサビダイコン」とも呼ばれます。耐寒性があり、日本では北海道でつくられています。粉ワサビや加工ワサビの原料にもなるそうです。

畑に植えておくと重宝
放任栽培できる辛いワサビ


私はワサビが大好物ですが、暖かい四国での露地栽培は向いていません。以前、四国山脈で育ったワサビを育ててみたことがあります。生長はするのですが、あまり辛くならず、もの足りませんでした。
そんなとき、畑でも育てられるとても辛いワサビ「ホースラディッシュ」があると知り、北海道で働いていた友人から苗をもらいました。
鉛筆大の太さの根の一部を長さ5cmくらいに切ったものでした。それを畑の片隅に植えてみたのが栽培の始まりです。
放任栽培でもどんどん株数が増え、本ワサビのように辛いものが収穫できます。

■監修=三並清継さん
みなみきよつぐ●家庭菜園歴17年。愛媛県新居浜市にある約1000m2の畑で農薬を使わない野菜づくりを楽しむ。家庭菜園を始めた頃は化学肥料を使っていたが、5年前から有機栽培に移行。有機栽培2年目にはボカシ肥料の施肥量を半分に減らし、3年目に畑の土壌酸度がph6前後で安定しているのを確認してから、作付けのたびに堆肥や石灰をすき込むことを中止。その後も徐々に使う堆肥や有機質肥料の量を減らしつつ、畑の草や緑肥作物を活かした野菜づくりを行い、病虫害の少ない畑でおいしい野菜づくりを実践中。

▼側根を植えて株を増やす
主根から伸びる細めの側根を3~5cm程度に切って植えると簡単に株を増やすことができる。

栽培の目安・カレンダー

■畝の準備:なし
■植え方:側根を株間30cmで植える。ホースラディッシュを短く切って植えてもいい。
■元肥:なし
■追肥:なし

育て方

①土づくり

土づくりはとくに必要ありません。草が生えている場所ならどこでも育ちます。それくらい強い野菜です。
畝もつくらずに植えつけし、元肥も入れずに育てています。もちろん追肥も必要ありません。
多年草で一度植えるとどんどん増える一方なので、しいていえば、ほかの野菜の邪魔にならない場所、畑の片隅で育てるといいと思います。

②植えつけ

耐寒性もあり、真冬と真夏さえ避ければ、植えつけ時期を選びません。
鉛筆より太いくらいの側根を取り、3~5cmくらいに切ったものを深さ10cm、株間30cmくらいで植えつけるといいでしょう。太めの主根を短く切って植えることもできます。

③メンテナンス

アブラナ科の野菜なので、アオムシやコナガの幼虫などに葉が食害されることがありますが、無肥料で育てているからか、私の畑では病虫害はほとんど気になりません。

④収穫

植えつけから6か月経ち、草丈60cmくらいに生長し、葉が枯れてきたら収穫適期です。ですが、冬だけが辛いわけでなく、いつでも辛いので収穫も一年中楽しめます。
根が張っているので、鍬で株元から少し離れたところの土を掘って収穫します。
1~2年は植えっぱなしで、必要なときに掘り上げて使います。2年物はゴボウくらいの太さになり、3年物になるとさらに太く、根が木質化してかたくなるので、それまでに収穫します。

▼夏の間は茂る大きな葉も冬には枯れる。うっかりトラクターで耕し、根を粉砕してしまったら辺り一帯ホースラディッシュ畑になったことも。

【Enjoy】ホースラディッシュのおすすめレシピ

1
この記事のライター
関連記事
野菜を育てるのに欠かせない、葉面散布(ようめんさんぷ)。葉っぱに薬剤や肥料などを直接散布する方法のことを言います。葉っぱから栄養を吸収させることが目的。ここでは、トマト、ピーマン、スイカなど野菜ごとのコツを解説します!
145views 園芸レシピ
更新: 2025-05-29 12:00:00
身近な資材や使わなくなった物を利用して、畑の小道具を自作している読者のみなさん。マネしてみたくなるようなアイデアと便利小道具を紹介します。
297views 園芸レシピ
更新: 2025-05-27 14:00:00
夏の畑しごとで注意したいのが、暑さ負けだ。黙々と草取りなどをしていると、頭がクラクラしてくる。恐ろしいのは熱中症で、これは絶対に避けなくてはならない。大切なポイントを簡単にまとめてわかりやすく解説します!
256views 園芸レシピ
更新: 2025-05-19 12:01:54
やわらかくて辛味が少なく、そのままサラダやオニオンスライスで食べられる「ホームタマネギ」を、家庭菜園で育てるコツを解説します!7月に植えて、年内に収穫できる早さも魅力ですよ!
604views 園芸レシピ
更新: 2025-04-28 12:00:00
リーフレタスは、レタスと異なり、結球せずにまっすぐに伸びます!シャキシャキした食感が人気で、サラダにおすすめ!そんなリーフレタスの育て方のポイントを解説します。
783views 園芸レシピ
更新: 2025-04-22 12:00:00
最新記事
8本のネクタイを縫い繋げて作る、小さめサイズのトートバッグ。タックを交互に倒して縫い止めて、立体的なウェーブを作ります。大小さまざまな柄の同系色のネクタイを選ぶと、まとまりが出て素敵に仕上がるのでおすすめ。
更新: 2025-05-30 12:00:00
野菜を育てるのに欠かせない、葉面散布(ようめんさんぷ)。葉っぱに薬剤や肥料などを直接散布する方法のことを言います。葉っぱから栄養を吸収させることが目的。ここでは、トマト、ピーマン、スイカなど野菜ごとのコツを解説します!
145views 園芸レシピ
更新: 2025-05-29 12:00:00
まるでずっとその場所にあったかのような、味わい深い缶もペイントのコツさえ掴めば、あっという間に再現できます!決め手はアクリル絵の具の重ね塗りとスポンジ使い。缶のふたは自然な雰囲気にするため、角度に注意してゆっくりと開封しましょう。
174views 工作レシピ
更新: 2025-05-28 12:00:00
身近な資材や使わなくなった物を利用して、畑の小道具を自作している読者のみなさん。マネしてみたくなるようなアイデアと便利小道具を紹介します。
297views 園芸レシピ
更新: 2025-05-27 14:00:00
軽やかに楽しむデイリーユースなアクセサリー!ロングビューグルビーズとスレンダービューグルビーズをアクセントに、伝統装飾のヒンメリを印象的にアレンジしたネックレスに仕立てました。洋服に合わせていろいろ着ければ毎日に彩りをプラスします!
更新: 2025-05-26 12:00:00
boutique-sha_banner
hmc_banner
btq_onlineshop_banner

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt

楽しい!手芸の本がいっぱい!

get_app
ダウンロードする
キャンセル