有機物の分解が十分に進んだ「畝の土づくり」も成功のベース
徳島県のハクさんは、はじめて挑戦したメロン“ころたん”(サカタのタネ)の栽培に成功。タネから育苗した苗を立体畝に植えつけ、10個以上の甘い実を収穫しました。小ぶりな果実はサラダにも活用したそうです。
「8月下旬に雨が続き心配でした。スイカは葉が黒くなって終わってしまいましたが、隣のメロンは次々と甘い実がなりました。畝の西側に斜めに透明ビニールを張っておいたのが雨よけになったと思います」とハクさん。
ハクさんは、事前に堆肥やカキ殻石灰を畝にすき込んでおき、定植時には野菜残渣や野菜くずを1年以上発酵・熟成させた完熟堆肥を植え穴の底にひとつかみ仕込んだとのことです。
メロンは未熟な有機物をとくに嫌う野菜です。ハクさんが時間をかけて畝を整えていたからこそ、雨よけのビニールがより効果を発揮し、悪天候でも安定して実をつけたのだと思います。ハクさんの普段からのていねいな土づくりも成功の大きな要因といえます。
【+α】省スペース!楽しい立体栽培いろいろ
スペースが限られた菜園でも 立体栽培で多品目栽培が可能
スイカやサツマイモなど、ツルが広がる野菜も、立体的に誘引すれば狭い家庭菜園で十分に育てられます。
成功のポイントは、重さに耐えられる棚づくりです。直径16~20mmの丈夫な支柱を用い、結束は確実に。麻ヒモでも固定できますが、強度と扱いやすさの点でハウス用のクロスバンドもおすすめです。揺れやねじれを防ぐために、かすがいとなる支柱を斜めに組んで強度を高めることも大切です。
初心者でも容易に楽しめる、立体栽培用支柱セットも市販されています。
*サツマイモの立体栽培
園芸ネットにツルを誘引している例。サツマイモは自分ではツルに這い登らないため、麻ヒモなどでツルをこまめにくくって誘引する手間がかかるが、おいしいイモがどっさり採れる。
*小玉スイカの棚づくり
支柱で2階建ての棚を組み、園芸ネットを張って小玉スイカのツルを誘引。スイカの立体栽培では、根を守るために黒マルチ利用がおすすめ。草も抑えられる。
*ミニカボチャの立体栽培
市販の立体栽培セットを設置してミニカボチャを育てている例。必要な資材がそろっているので、初心者でも容易に栽培を楽しめる。スイカ栽培にも利用できる。
ミニカボチャが空中に鈴なりになる。一般的な地這い栽培と違い、実が地面につかないため汚れや傷みがないのがメリット。採り忘れる心配もない。



