MENU
ぬくもりは、ハンドメイドや手作り実用書の出版社「ブティック社」のレシピを厳選して無料で公開しています。折り紙、工作、刺繍、パッチワーク、家庭菜園、園芸、DIYなど多ジャンルで展開中です。
 ピンク色の野菜「ビーツ」の育て方と食べ方(家庭菜園)

ピンク色の野菜「ビーツ」の育て方と食べ方(家庭菜園)

一見、赤カブに似ていますが、ホウレンソウと同じヒユ科でカブよりもはるかに栄養豊富なビーツ。ビーツの真っ赤な色を活かした料理は、食卓を鮮やかに彩ります。育て方は簡単。ベテラン菜園家たちに育て方と食べ方を教えてもらいましょう!

perm_media 《画像ギャラリー》 ピンク色の野菜「ビーツ」の育て方と食べ方(家庭菜園)の画像をチェック! navigate_next

栽培スケジュールの目安

ビーツの育て方

寒さや虫、病気にも強くほぼ放任で育てられる

ビーツはホウレンソウの仲間ですが、見た目はカブのよう。発芽させるのも育て方も難しいことはなく、カブを育てるのとあまり変わりはありません。
秋まきは寒くなってくるので多少育ちがゆっくりになりますが、もともと寒さに強いので、保温用の被覆資材も必要ありません。
害虫や病気にも強く、タネまきや植えつけが済めば、ほぼ放任で育てることができます。

1.土づくり

ビーツは光合成することによって葉の中にブドウ糖をつくり、そのブドウ糖をショ糖に変えて、胚軸や根に転流させています。
ですから、ビーツは日当たりがいい場所で育てることが大切です。

また吸肥力が強いのでしっかり元肥を入れておくと、太くて長い根を伸ばして大きく太ります。元肥を入れる場合はタネまき前に1平方メートルあたり牛ふん堆肥2kg(またはボカシ肥料200g)と草木灰ひとつかみを畝にすき込んでおくといいでしょう。

2.タネまき

発芽率はそれほど悪くないので、密にまかず、1か所に1粒ずつまくのもおすすめです。
もともと1粒まいても複数の芽が出てくるタネなので、密まきしなくても、多粒まきして集団で育ったのと同じような結果になります。

また、密にまくと日当たりや風通しが悪くなる可能性があるので、スジまきするなら適宜間引いて株間10~15cmくらいにする必要があります。
点まきする場合、あらかじめ1か所1粒ずつ、株間10~15cmでまいておくと、間引く手間が省けます。タネをまいたら、手のひらでしっかり鎮圧しておきます。

◆スジまき

畝に溝をつけて1列にタネをまく。10~15cm間隔で1粒ずつまくなら間引きは必要ないが、密にまくなら適宜間引いて株間を10~15cmにする。

◆点まき

株間10~15cmで1か所に1粒ずつまくなら間引きは必要ないが、1か所に4~5粒まくなら適宜間引き、1か所1株にする。

3.植えつけ

タネを直まきした場合には植えつけ作業は必要ありませんが、苗づくりをした場合は、本葉3~5枚の頃、苗を畑に定植します。

案外丈夫なので、草丈が5cmくらいのまだ小さい苗でも、草丈10cmくらいに生長していても苗の植え替えは可能ですが、根付くまでは土の乾燥に注意します。

指を土に挿して植え穴をつくり、苗を入れて株元に覆土し、鎮圧しておきます。株間は10~15cmくらいで植えつけます。タネを厚まきして間引かなければいけない場合も、そっと土ごと掘れば、またほかの場所に植え替えることもできます。

4.メンテナンス

ビーツは病気や虫害の心配がほとんどありません。ほぼ放任で育てられます。生育が順調なら追肥もとくに必要ありません。
冷涼な気候を好み、暑さには弱いので日差しが強すぎる場合は遮光してやるといいでしょう。冬の寒さには強く、糖を蓄えて甘くなります。

※ビーツは冷涼な気候を好み、寒さには強いので、雪が降り積もってもダメになることはない。

※夏の暑さには弱いので、生育が暑い時期にかかる場合は黒寒冷紗などで遮光して育てるといい。

2
この記事のライター
関連記事
今回は、キャベツ、カリフラワー、葉物野菜の連続栽培のアイデアをご紹介します。収穫時の工夫次第でそこから次の野菜が育つので、長期間楽しめます。立派なものに育てば喜びもひとしお。ぜひチャレンジしてみてください。
72views 園芸レシピ
更新: 2024-12-11 12:00:00
いまから育てられる、越冬作物の育て方を解説!ここでは「オオムギ」をご紹介。主に麦茶や麦焼酎など幅広く使われています。コツを知って、楽しく、正しく、育てましょう!
187views 園芸レシピ
更新: 2024-11-27 12:00:00
ダイコンならぬ“中根”を数多く収穫!野菜だよりの編集部では、埼玉県北本市の読者の畑で一緒に野菜づくりを行っています。今回のダイコン栽培では、新潟県の読者、内山貞男さんに教わった“中根”づくりを試しました。そのレポートです。
467views 園芸レシピ
更新: 2024-11-01 00:28:33
今から育てられる秋冬野菜の1つ、「カラシナ」を家庭菜園で育てましょう!赤みがかった色が特徴的で、ピリッとした味わいも人気!監修は、自然栽培でおいしい野菜を育てている明石農園の明石誠一さんです。
463views 園芸レシピ
更新: 2024-11-30 22:32:20
グリーンインテリアに実際に寄せられるよくある質問をF.A.Q.としてここにまとめました。植物の様子を観察していて、なにか異変に気がついたときはここを参考にしてみてください!
556views 園芸レシピ
更新: 2024-10-01 10:06:45
最新記事
大柄プリントを楽しむなら、横長サイズのクッションはいかが? プリント内のドットの色に合わせたパイピングが、全体を引き締めています。お部屋のアクセントになり、おしゃれな空間ができあがりますよ♪
更新: 2024-12-12 12:00:00
今回は、キャベツ、カリフラワー、葉物野菜の連続栽培のアイデアをご紹介します。収穫時の工夫次第でそこから次の野菜が育つので、長期間楽しめます。立派なものに育てば喜びもひとしお。ぜひチャレンジしてみてください。
72views 園芸レシピ
更新: 2024-12-11 12:00:00
シンプルに四角くカットした布地2枚で作れる、ランチョンマットとポットマット。どちらも作り方は同じです。お好みのサイズに替えて作るのもおすすめです。商用OKの作品!どんどん作って楽しみましょう!
更新: 2024-12-10 12:00:00
植物を植えただけではお庭や外構は完成しません。植物のある景観を作ることこそが、ガーデン設計の肝。そんな景観づくりに欠かせない「石」の使い方を一部のぞいてみましょう。石を使いこなせば、植物の魅力をもっともっと引き出せるはず!
更新: 2024-12-09 12:00:00
ポケットに手を突っ込んだような佇まいと素朴な風合いに癒される、棒針編みの編みぐるみ。編みぐるみ作家のツムギコウボウの著書。伝統的なスウェーデンドールの編み方をアレンジし、表情豊かな人形や動物たちを掲載。
173views 本│裁縫
更新: 2024-12-07 12:00:00
boutique-sha_banner
hmc_banner
btq_onlineshop_banner

ぬくもりのオススメ

disney_banner

ランキング

総合ランキングarrow_right_alt

楽しい!手芸の本がいっぱい!

get_app
ダウンロードする
キャンセル