はじめに
「塗料の塗布作業」は、DIYのトリを飾ると言っても過言ではない作業です。仕上がりが綺麗だと、それまで頑張って作り上げた物の輝きが、いっそう増して見えますよね!反対に、ムラがあったり、ゴミや毛が入り込んで汚くなったら・・・せっかく作ったのに悲しい気持ちになります。
そうならないためにも、塗装用刷毛の正しい選び方を知って、さらに知っておいて損は無い刷毛にまつわる準備作業、お手入れの仕方を実践し、出来上がった後の喜びを存分に感じましょう!
「塗装用ハケ」とは
塗料を塗る際に使用する刷毛のことを、塗装用刷毛と言います。塗料の特性や、塗ろうとしている物の大きさによって使用する刷毛を選ぶことで、仕上がりが綺麗になったり、使用感が良かったりします。
購入後そのまま使うとゴミや抜け毛があるため、使用する前には準備作業が必要です。
*使用前の準備作業
主に3つのポイントがあります。
②強い力でひっぱるのではなく優しく手でしごく。
③100番くらいの粗さのサンドペーパーで毛先をこすり整えならす。
以上の行程をきちんとすることによって、綺麗に塗料を塗ることができます。
塗装用ハケの選び方(ポイント・コツ)
何を塗装するかによって、使用する刷毛も様々です。
動物繊維や化学繊維を使った刷毛や、広い面積を効率良く塗るのに適しているウレタン素材のコテ刷毛、塗装用のローラーもあります。
ローラーや刷毛の幅も小さければ細かい所まで繊細に塗布でき、大きければ広い面を塗布するのに適しています。
*塗装用ハケの形は3種類
主に3つの種類があります。
持ち手が斜めに付いていて、高いところや細かいところが塗りやすいです。もともとは、壁に塗料を塗る事を目的とした刷毛です。
■平刷毛(ひらはけ)
持ち手が真っすぐに付いていて、広い範囲を素早く塗る時に適しています。効率良く作業をしたい時にぴったりです。
■寸胴刷毛(ずんどうばけ)
毛量が多く、塗料の含みもいいのが特徴で、粘度の高い塗料をスムーズに塗ることができます。
*塗料の性質別!適した刷毛の種類
上記で説明した、刷毛の形の種類に加え、塗料によっても刷毛をは使い分けℓ必要があります。
動物の毛を使って生産されていて、塗料の含みがよい。
■化繊刷毛
化学繊維で生産されていてmソフトでやわらかい。
塗料に適した毛で作られている刷毛を選ぶことが、仕上がりを綺麗にし、効率良くスムーズな作業に繋がり、道具も長持ちさせられます。
なお、塗料には、主に、シンナーなどの有機溶剤を含む油性塗料と、それらを含まない水性塗料があります。
それぞれの塗料におすすめの刷毛については、下記になります。
・毛をまとめる接着材に「溶剤に耐えるもの」を使っている
・山羊や馬や豚の毛といったしっかりとした毛を使用している
上記の条件を満たす刷毛で、「暗い色の毛」が特徴の刷毛を使いましょう。
お手入れの際は、塗料を落とし、さらに食器用洗剤で洗って塗料を落とし、専用のうすめ液を使って洗った後、毛を上にして陰干しでしっかり乾かしましょう。
■水性塗料
・やわらかいけどコシがある。
・動物の毛や、化学繊維と合わせたもの
上記の条件を満たす刷毛で、色が白いのが特徴です。
お手入れは、塗料を落とした後、食器用洗剤で洗い、毛先を上にして陰干しで乾かします。
塗装用ハケのおすすめ商品
ここまで、塗装用の刷毛について解説してきましたが、ここからおすすめの商品をご紹介していきます。
この記事をご覧になってる皆様はどんなDIYを予定しているのでしょうか?自分好みの色の塗料で仕上げる瞬間はとてもワクワクしますね!
『TRUSCO(トラスコ) 特選万能用刷毛 30号 TPB-343』
山羊毛を使用した筋交い刷毛。毛量が多いので塗料をたっぷり含みムラなく塗れます。
山羊毛は刷毛跡がつきにくく仕上がりが綺麗で、塗料の含みがいいのでとても塗りやすいです。水性にも油性にも使える万能なので、1本持っておくと重宝します!