概要
スタイリッシュな佇まいが点在する住宅街に建つO邸。今ひとつしっくりこない外観がお悩みで、リフォーム工事のご相談でした。
施工前は土間コンクリートに宅配機能門柱、といったシンプルなオープンスタイルの外構でした。自転車が丸見えで雑多な印象を受ける点と、宅配機能門柱が控えめな位置にポツンとある、お住まいの顔と言えるファサードがない点が気になりました。
そこで敷地に手前と奥をつくる3つのフレームで、エントランス感のあるプランをご提案。道路沿いのフレームは既存宅配門柱を再利用した機能門塀で、掃き出し窓の目隠しも兼ねた面に。真ん中の間口いっぱいに渡したフレームと一番奥のフレームにはパーゴラ桟を渡して奥行き感を演出。照明や日よけなど、プライバシーと防犯性にも配慮した仕掛けをしました。
プランを煮詰めていく中で、今まで自転車置き場として使っていた掃き出し窓前のスペースを思い切ってテラスにしよう!という話になり、ご家族がワンちゃんと楽しめる庭空間にリニューアル。カーテンを開ければ室内からも広がりを感じます。
アプローチはニュアンスのある左官の壁に、表札とラインライティングを施したデザインウォールを見せ場に。パーテーションを配置して、プライバシーと防犯性とを兼ね備えました。
昨今のエクステリア照明は夜の歩行や作業に必要な明るさだけでは物足りません。ステキなライティングは住まいの価値を高め、毎日の動線やライフスタイルを充実させてくれます。ライトアップでウォールや床を明るくすると空間全体が華やかになり、奥行き感やプレミアム感が出ると同時に、敷地内に暗がりをつくらないため、防犯性の向上にも役立ちます。
住まいのエクステリアの灯りは、通りをやさしく照らし、街の景色となり、建物の価値を高めてくれるのです。
施工面積:約10坪
施工期間:約30日
設計・施工:みどりDesign室『五感+』~gokan plus~
デザイナー:楢舘 理佐さん
スペシャリスト:にわのこ
夜のエクステリア
敷地内が明るいので防犯性も高まります。
施工前
アプローチ横の面を直接ライトで照らして
3つのフレームで立体感と奥行き感をプラス
施工前
昼のエクステリア
3つのフレームが立体感と奥行き感を演出してくれます。



