人は必ず年をとります。高齢化してくると、階段の昇り降りも大変になってきます。また、年配の方がいるお宅では、アプローチの動線や階段の配置もよく考えなくてはなりません。そこで、階段ではなくスロープに、さらに手すりをつけて安全性を高めるという配慮が必要になってきます。
人にやさしいスロープのアプローチ
「玄関先までスロープで入りたい」というご年配の施主のご希望により、門まわりは左右に駐車場を配置し、中央にスロープのアプローチを作成。駐車場の床面はピンコロ石敷きで広がりを感じられるようにしています。
茨城県Y邸、設計・施工=ガーデンルームよしむら(有)
スペースを区切って敷地を有効利用
「親子で使いやすく、くつろげる外構にしてほしい」とのご希望により、①奥に家庭菜園②中間にくつろげる癒しの庭③交通量の多い道路側に駐車スペースと敷地を3分割。玄関階段には安全のために手すりを設置しています。
東京都A邸、設計・施工=パーミィ
人にやさしくおしゃれな門まわり
スロープでお家の中に入れることが第一条件で道路から玄関までの距離がなかったため、南側の掃き出し窓を利用。スロープをとって距離が足りない分は段差解消機を設置。スロープの両サイドに手すりを取り付けて歩きやすくしています。
徳島県Y邸、設計・施工=(株)橘
●段差解消機(だんさかいしょうき)
車イスに乗ったまま電動で昇り降りできる介助装置。
階段でもスロープでも行き来できるアプローチ
玄関ポーチからアプローチへは階段でもスロープでも行き来できるように配慮。スロープはポーチと同じタイルで統一感を演出。階段には手すりをつけて安全性を確保しています。
大阪府N邸、設計・施工=ハンワホームズ(株)
メンテナンスフリーの門まわり
広い敷地に建物2棟とガレージがある立地。「祖母のために舗装部分を多くしたい」とのご希望により、広い床面を自然石の乱貼りにしてメンテナンスの手間がかからないように配慮。植栽スペースの歩く部分をインターロッキング舗装にし、メンテナンスフリーの門まわりに。
栃木県S邸、設計・施工=エクステリア・ガーデンTaka9
人にやさしいファサード
「車イスで玄関まで入れるアプローチにしたい」とのご希望でリフォーム。高低差のある敷地だったので、スムーズに出入りできるようにアプローチは階段ではなくタイル貼りのスロープに。車イスでもラクラク出入りできます。
長野県K邸、設計・施工=(有)アイザックデザイン