はじめに
日常的によく目にする「木工用ボンド」は、どの家庭にも1つはある必需品の1つではないでしょうか。
オールマイティの活躍を見せてくれる印象がありますが、実は、どんなものでも接着できるわけではありません!含まれる成分によっては変色、腐食してしまうものもあります。
この記事では、そんな木工用ボンドの特徴などを解説し、目的別に適切な種類を選ぶためのコツを紹介していきます。木工用ボンドを使用した素敵な作品のレシピも掲載してますので、ぜひ参考にしてみてください!
木工用ボンド(接着剤)とは
木工用ボンドは、酢酸ビニル樹脂を成分とした、水性系の接着剤です。接着剤に含まれている水分が、木材や紙、布に吸収され、蒸発することによって固化します。
接着部分に塗ったら、10分以内に接着を完成させるのがポイントです。完全に硬化されるには12時間程と、長い時間がかかってしまいますが、乾くと非常に強力な接着力を誇ります!
水に弱いのが欠点ではありますが、その特性を利用して、はみ出してしまったり、接着前にやり直したい場合は、水に濡らしたタオルなどで拭うと、簡単に拭きとれる利点もあります。
木工用ボンド(接着剤)の選び方(ポイント・コツ)
ここからは、木工用ボンドの選び方のポイントをお伝えします。
*接着剤の種類(成分)について
接着剤は、成分と溶剤を混ぜ合わせたもので、その成分ごとに性質が異なります。
■エマルジョン系
ビニル樹脂で固まっても軟らかく、固まると半透明になる。紫外線と水に弱い。
■シアノアクリレート系
瞬間接着剤。接着面を垂直に引っ張る力は非常に強いが、衝撃や曲げに弱い。
■ポリマー系
水に強く、やすりで削れる程硬くなり、強度も高い。
*木工用ボンドのタイプ
木工用ボンドには以下のタイプがあります。特徴を理解して、目的に合った適切なものを選びましょう。
■強力タイプ
乾くと透明になって、やすりで削れる程硬くなる。
■耐水タイプ
水分を含んでも溶けない。屋外・水回りのDIYに最適。
■水性タイプ
有機溶剤を含まず、手についても水で洗えば取れる。小学校の工作でも使われているポピュラーなもの。
■多用途タイプ
金属・陶器・合成ゴム・革等、接着できる種類が多い。
木工用ボンド(接着剤)のおすすめ《強力タイプ》
何かを吊り下げたり、負荷がかかる部分に使用する場合は、より強力な接着力が必要です。ここでは、木工用ボンド【強力タイプ】のご紹介をします。
『フランクリン 木工用接着剤 タイトボンド オリジナル 16oz 450ml』
アメリカのフランクリン社製ボンド。刷毛ローラがついてる先端ノズルでとても塗りやすいと人気!まるで修正テープを使う感覚で、滑らかに使うことができます。
速乾性もあり、接着力がとにかく強力!乾いた後にはみ出たところなど、やすりで削れるのもポイントです。