【内芽(うちめ)】
やがては立ち枝や内向枝などの不要な枝になる可能性が高い。樹種や状況にもより、完全にNGではないが内芽の上で切るのはあまり好ましくないことが多い
【外芽(そとめ)】
外芽の上で切ると、枝が流れるように伸びて自然な枝ぶりへと生長する。基本的に外芽で切るようにする
*切る位置とその後の生長
植物は先端に位置する芽や枝の生長が優先される性質がある。剪定した場合も枝先に近いほど、よく生長する。
また、やや太い枝を節の上ではなく、節と節の間で剪定した場合は、枝数が増えることもある。
【節の上で剪定した場合】先端に残した芽から生える枝が、もっともよく生長する
【太い枝を節と節の間で剪定した場合】樹種や環境にもよるが、切ったところから複数の枝が生えることもある
間引き剪定
枝数が多くなると、それだけの養分が必要になり、花つきや実つきが悪くなることがあります。そこで、文字通り枝を間引くのが「間引き剪定」です。
方法としては切ったところから枝が生えてこないように根元から切り落とします。
*枝のつき方の違いによる剪定の仕方
枝のつき方は樹種によって異なり、大きくは「互生」、「対生」、「輪生」という3つにわけられる。
間引き剪定では、そのタイプによって枝の残し方を考えるのが基本。
【互生(ごせい)】互生は枝が互い違いに生える。剪定時には左右をバランスよく残すとよい
【対生(たいせい)】枝が対になって生えるのが対生。互い違いになるように残すと美しく自然な仕上がりになる
【輪生(りんせい)】輪生とは同じところから3本以上の枝が生える性質のこと。2~3本を残すように切るのが基本