表布の裁ち方図
作り方
【裁つときに】
●裁つときに
*丈の見積もり方を参考にして断ち切り寸法の見積もりをします。
*反物の総寸法を測り、布が足りるかどうかを見ます。
*染めムラ、織りキズがないかどうかを確認し、目立つ場合は糸印をして、柄合わせのときに目立たない場所に持っていきます。
*裁つ部分の糸を一本抜き、その線に沿って裁つと布目が平行(布目を通す)に裁てます。
*最初に5つの部分(身頃2枚、袖2枚、おくみと衿1枚)に裁ったら、おくみと衿の布を4つの部分(おくみ2枚、衿1枚、共衿1枚)に裁ちます。
【丈の見積もり方】
●身頃丈=身丈+くりこしの2倍+衿つけ込み+裾縫い代
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
(163cm) (155cm) (4cm) (2cm) (2cm)
(168cm) (160cm)
(173cm) (165cm)
【裁断する寸法の求め方】
◆前・後ろ身頃=身頃丈×2
↓ ↓
(326cm) (163cm)
(336cm) (168cm)
(346cm) (173cm)
◆袖=(袖丈+縫い代)×2
↓ ↓ ↓
(101cm)(47.5cm)(3cm)
(104cm)(49cm)
(106cm)(50cm)
◆おくみ=身頃丈-20cm
↓ ↓
(143cm) (163cm)
(148cm) (168cm)
(153cm) (173cm)
◆必要総丈=(前・後ろ身頃+袖+おくみ)×2
↓ ↓ ↓ ↓
(1140cm) (326cm)(101cm)(143cm)
(1176cm) (336cm)(104cm)(148cm)
(1210cm) (346cm)(106cm)(153cm)
【きせのかけ方】
[きせをかける]縫い上がったところを縫い目どおりに折らずに、0.2cm余分に折ることを“きせをかける”と言います。きせをかけると縫い目がかくれて、縫い合わせがきれいに見えます。和服を縫うときは必ず「きせ」をかけます。
【上着の作り方】
*縫い始める前にポケット、脇線、袖にジグザグミシンをかける。
01 ポケットを作り、つける
02 ひもを作る
4本作る