パズル塗り絵の楽しみ方
図案の上部にあるカラーチャートの番号と同じまたは、似ている色を塗っていくだけで塗り絵が完成します。
塗り方は自由ですが、おすすめの方法も紹介しているので、下記リンクよりご覧ください。
パズル塗り絵には、脳と心をリフレッシュさせる力があります。
◆効果1
脳を解放する
現代はストレスが多いといわれています。ストレスがかかった状態が長く続くと脳の底部にある古い視床下部が反応して、心拍数の増加、血圧の上昇、食欲の低下などにつながります。また、感情や衝動のコントロールができなくなり、クヨクヨしたりイライラしたりすることが多くなります。
こんな症状を少しでも感じたら、まずは脳を一休みさせましょう。塗り絵に集中していると、直面している現実から離れることができ、気持ちや心にゆとりが生まれます。
その結果、脳が緊張状態から解放され、体の内側から元気になっていくのを感じることができます。
◆効果2
脳を活性化させる
年齢に関係なく、脳は積極的に使うことでその機能を進化させることができます。逆に使わない部分はどんどん休眠していきます。手芸や会話などで脳を積極的に使うことが認知症予防にも効果があるとされているのはその理由からです。
塗り絵も認知症予防効果があるものの一つです。塗り絵に集中して取り組むことは頭の前方に位置する前頭葉を使います。
また、塗り絵は網膜からの情報を脳に伝え、脳から手に情報を伝えるという目と手の協応作業となっています。身体と知覚を協応させる調整力を養い、脳を活性化させることができるのです。
◆効果3
身体を修復する
人間は、新たな活動を行うためには、休息が不可欠です。休息することで次の活動のエネルギーを貯めることができます。ゆっくりと座って行う塗り絵も身体を休める『休息』になります。
この状態は、活動系をつかさどり『闘争神経』ともいわれる交感神経ではなく、『休息神経』の副交感神経系を働かせています。副交感神経は血管を拡張させ全身の血流をよくします。
したがって、アンチエイジングや新陳代謝、免疫力の向上をうながします。そして心身をリラックスさせることで身体を修復していきます。
◆効果4
充足感と達成感を得る
一つの仕事を完了すると達成感が得られます。塗り絵も同様です。線と数字があるだけの白い紙が美しい色彩を伴った『絵画』として完成します。完成したときには思わず「できた~」と快哉を叫ぶことでしょう。自分で苦労して塗った愛着のある絵を飾る、人にあげるなどすることでこの達成感はさらに高まっていくでしょう。
ほどよい疲労感を伴う充足感、達成感は「自分でもできる」という自己肯定感につながります。自己肯定感はモチベーションや幸福度に大きな関係があります。幸福を感じる力が増すことで人生をより豊かに過ごすことができるのです。
東京慈恵会医科大学付属第三病院
リハビリテーション科 教授
日本リハビリテーション医学会専門医
略歴
昭和60年 浜松医科大学医学部卒業
同年 浜松医科大学附属病院 脳神経外科配属研究医勤務
平成6年 神奈川リハビリテーション病院 リハ医学科勤務
平成7年 スウェーデン カロリンスカ病院
臨床神経生理学部門勤務 研究生
平成17年 首都大学東京教授
平成25年 東京慈恵会医科大学附属第三病院
リハビリテーション科 教授
主に、脳に障害をもった方のリハビリテーションと回復についての研究に取り組んでいる。『大人の小学生ドリル』小社刊(監修)、『高次脳機能障害と家族のケア』講談社+α新書(著)、『マンガ家が描いた失語症体験記ー高次脳機能障害の世界ー』医歯薬出版刊 福元のぼる、福元はな(著)、渡邉修(解説・監修)。
塗り絵(無料ダウンロードあり)
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完成見本
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