作品の説明文
夕顔の死により傷心の光源氏は病気療養のため向かった北山で、女性たちの出入りする寺を見つける。小柴垣から覗き見ると「雀の子が逃げてしまった」と泣いている美しい少女が。まだ幼くて無邪気だが、抱きしめたいほどかわいらしい。
この若紫という少女は、あの藤壺女御の姪であるとのこと。光源氏は若紫を引き取りたいと頼むが、若紫の祖母である尼君からは、まだ若すぎるからと断られてしまう。
幼い仕草で泣きはらした目を擦る美しい少女を垣間見た光源氏。藤壺女御への断ち切れない想いが妄執となり、突き動かされるように手繰り寄せたのは、若紫…後に最愛の女性、紫の上となる乙女との出会いでした。/葉桜(ハザクラ)
手に摘みて いつしかも見む 紫の ねにかよひける 野辺の若草
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本の紹介
平安時代の作家で歌人の紫式部。彼女が創作した「源氏物語」は、美しい光源氏が織りなす恋愛模様や貴族たちの出世話が描かれた、長編小説です。美しい光源氏や華麗な貴族の女性たちがいきいきと、時には恐ろしい姿で描かれています。
この本は、そんな「源氏物語」の名シーンを美しいぬり絵で紹介していきます。イラストは繊細なタッチと美しい構図、艶やかな色使いで人気のイラストレーター、_an(アン)さんによるもの。めくるめく平安の恋模様をぜひぬり絵でご堪能ください。
全作品、_anさんの着色見本をご紹介しています。鮮やかな色使いで、美しい源氏物語の世界が浮かび上がります。もちろん、ぬり絵には正解がありません。気の向くまま、思うままに好きな色で好きなように楽しんでください。
画材もお好きなものを使っていただけますが、細かい部分は色鉛筆などを使うのがおすすめです。また水彩絵の具を使用する場合は、水が多いと紙が波打つことがありますのでご注意ください。
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